ドラえもん 天の川鉄道の廃止とブルートレイン廃止の理由の共通点!

前回の記事ではドラえもんの『天の川鉄道の夜』のあらすじを紹介していきました。
前回の記事はこちら

天の川鉄道に乗車してハテノ星雲の星に到着したのび太達は、車掌に「あれのせいで、もうSLは廃止だ。これが最終列車だった。」と言い残されて、宇宙に置き去りにされるというかなり怖いストーリーでした。

ところで、この車掌の言っていた『あれ』はどこでもドアということでしたね。

なぜ、どこでもドアによって天の川鉄道が廃止になってしまったのか?

今回はそのことについて書いていきたいと思います。

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どこでもドアが開発されて天の川鉄道は廃止に・・・

さて、どこでもドアはもうみなさんご存知ですね。

その名の通り、使用者の行きたい場所に自由に行けるドアです。

行きたい場所を思い浮かべ扉を開けば、望んだ通りにその場所が目の前にあります。

移動手段として、これほど便利なものはないというくらい利便性の高い道具でしょう。

一方で天の川鉄道は、専用の乗車券にハサミを入れればいつでも好きな時にどんな場所でも列車が目の前にやってきます。

そして乗車券に記載されている目的地まで乗せて行ってくれるという便利なものです。
さて、どこでもドアと天の川鉄道ですが、どちらも移動手段のために利用されるもの、ということが分かります。

どこでもドアも天の川鉄道も、時と場所を選ばず、自由に使用できるという利点があります。
しかし、利便性という意味で言ったらどこでもドアに軍配が上がります。

なぜなら、天の川鉄道は確かに望んだ時に列車を呼び寄せる事が出来ますが、乗車してから目的地に着くまで時間がかかりますが、どこでもドアであれば一瞬で目的地までつけるからです。
SLは不便だ。ということで人々はどこでもドアを使うようになって、天の川鉄道の利用客が激減し、廃止に追い込まれたというわけです。

車掌は「あれのせいで・・・」とのび太達に言ったわけですが、最終列車でのそのつぶやきは、どんな気持ちだったのでしょうね。

ブルートレインの廃止を連想

僕は天の川鉄道の夜を読んで、現在は廃止された寝台特急ブルートレインを連想しました。

ブルートレインとは、かつて国鉄やJR各線で運行されていた夜行寝台列車です。

東京から九州方面、青森・北海道方面とかなりの長距離を結ぶ列車で、その昔は遠くまでの移動と言ったらブルートレインに乗って行くというのが普通でした。

列車の中にはベットがありますから、夜間は横になって眠りながら移動できます。

また食堂車も付いていますから、列車の中で食事も出来ます。

夕方頃に東京から乗車し、列車の中でゆったりくつろぎ、朝起きたら九州や青森に到着しているというわけです。

列車の中で1泊出来るわけですから嬉しいです。

ブルートレインは動くホテルとして大変もてはやされたものでした。

しかし、そんな人気のあるブルートレインもドラえもんの天の川鉄道と同様、廃止に追い込まれました。

廃止の理由は諸々ありますが、最も分かりやすいのが新幹線や航空機などの交通網が整備され発達してきたことによります。

ブルートレインは1泊でき、しかも移動できるという素晴らしい乗り物でした。

しかし、スピード面では新幹線や飛行機には遠く及びません。

人々はゆったり移動することよりもスピードを選びました。

そのため、ブルートレインの利用客はどんどん減っていきました。

それでもブルートレインが良い!とこだわって乗り続ける人もいましたが、しかし時代の流れは新幹線や飛行機に変わっていきました。

ドラえもん風に言うと「あれ(飛行機または新幹線)のせいで、ブルートレインは利用されなくなった・・・」ということですね。

結局ブルートレインは廃止になりました。

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天の川鉄道も昔は・・・

作中では語られていませんが、恐らく天の川鉄道も昔は人気があり多くの人々を乗せていたのかもしれません。

いつでもどこでも乗車券にハサミを入れれば目の前に来てくれる列車。

自分のために列車が走ってくれるなんて、なんて素晴らしいんだろうと人々は思っていたことでしょう。

車掌も、そんな多くの人々のために列車を運行することを誇りに思っていたことでしょう。

しかし、人々はどこでもドアが出来てから、列車を利用しなくなったのです。

移動時間のかかる列車ではなく一瞬で移動できるどこでもドアのほうが便利だということで、人々は列車には見向きもしなくなったのでしょう。

そんな人々の気持ちの移り変わりに車掌はどんなことを思ったでしょう。

「あれのせいで・・・・・」

車掌のその言葉には、どこでもドアに対するやるせない気持ちの表れなのかもしれません。

僕はこの車掌を見ていると、新美南吉さんの児童文学『おぢいさんのランプ』に出てくる巳之助みたいだと思ってしまします。

続きます。

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