こち亀にも登場!幽霊ペンギンのいる博物館動物園駅が廃止された理由

こち亀にも登場した博物館動物園駅。

上野公園の地下に眠るこの駅は、なぜ廃止されてしまったのか?

今回はそのことについて書いていきますね。

東京、上野駅。

JR東日本線や東京メトロ線、京成線などなど様々な鉄道がこの上野駅に集まっていて、かなり大きな駅ですね。

さて、この上野駅のすぐ近くに上野公園という大きな公園があります。

実際に行ったことがない人でも名前は聞いたことはあると思います。

ちなみに上野公園は通称で、正式名称は『上野恩賜公園』(うえのおんしこうえん)です。

僕は普段は上野公園と呼んでいるので、この記事内では上野公園と呼ぶことにしますね。

さてこの上野公園ですが、なかなかの広さです。

広いだけでなく、とんでもないくらい多くの施設が公園内にあるのが特徴的です。

例えば美術館だけでも・・・・国立西洋美術館、東京都美術館、東京藝術大学大学美術館、上野の森美術館・・・とこんなにあります。

それ以外にも、博物館や資料館、大学などなどとにかく色々な建物が多くあります。

ちなみに有名な上野動物園も上野公園の敷地内にあります。

ちなみに上野公園の大きさは、538,507平方メートルです。

23区内の公園の6中では番目に大きいです。

しかし、ここまで様々な施設がある公園はここくらいなものでしょう。

さて、この上野公園ですが、この公園内はこれらの施設以外にも興味深いものがあります。

それは何かと言うと、廃駅です。

その廃駅の名前は博物館動物園駅。

今回は博物館動物園駅について書いていきますね。

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廃駅 博物館動物園駅

さてこの博物館動物園駅。

なかなか面白い名前の駅ではないでしょうか。

公園施設内にある博物館や上野動物園にちなんで付けられた駅名とのことです。

ホームや線路は地下にあるため、入り口部分しか眺めることはできませんが、それでも公園内に廃駅があるなんて、ロマンを感じませんか。

博物館動物園1
出典:「ja.wikipedia.org」

さてこの廃駅、博物館動物園駅ですが、京成本線の上野駅と日暮里駅の間に存在していた駅でした。

ちなみに京成本線は今でも営業されている線です。

つまり、博物館動物園駅は廃駅ですが、電車は毎日通り過ぎているわけですね。

さてこの駅ですが、歴史は古いです。

開業は1933年です。

そして長らく開業していたこの駅ですが1997年に休止扱いされます。

そしてそのまま休止から復活することなく2004年に博物館動物園駅は廃止となりました。

さて歴史長いこの駅、なぜ廃止になってしまったのでしょうか?

その理由はいくつかありますが、一番の理由はこの駅の『ホームの短さ』です。

博物館動物園2
出典:「ja.wikipedia.org」

もともと京成本線の普通列車は4両編成が主流でした。

そのため、博物館動物園駅のホームの長さは、4両編成分しかありませんでした。

厳密に言うと、4両編成分の長さよりもさらに少し短かく、電車はホームを少しはみだしていました。

ところが、1981年に京成本線の普通列車に6両編成が登場します。

6両編成ということは、ホームから2両分はみ出してしまいます。

そのため6両編成の普通列車に限り、博物館動物園駅は通過するという措置を取っていました。

普通列車が通過するなんて奇妙な感じですね。
(駅を通過する普通列車は他の鉄道会社でもあります。例えば東急大井町線の二子玉川駅〜溝の口駅なんかがそうです。そのことについてはまた別の機会に書きたいと思います。)

その後、京成本線の6両編成の普通列車の割合が増えたため、博物館動物園駅に停車する電車がどんどん減っていきました。

最終的に、この駅に停車する電車が1時間以上も間隔が空くこともあったようで、利用者もほとんどいない状態までになってしまいました。

さらにこの駅は1933年以来、まったく補修工事がされていなく老朽化の問題があったり、自動券売機がなかったりと色々な点で他の駅よりも遅れをとっていました。

結局、博物館動物園駅は1997年に休止となり、2004年に廃止されることとなったのです。
長い歴史に歴史に幕を下ろしたのでした。

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しかし博物館動物園駅は歴史あるだけではありません。

駅舎は西洋式建物でとても洒落ています。

しかも開業以来、改修工事を行わなかったのもあり昭和初期の雰囲気を色濃く残っていました。

まさに駅自体が博物館のような存在だったことでしょう。

ところでこの博物館のようなこの駅が怖かったという話も聞きます。

1933年から補修工事もされず、そのままの姿。

壁などは汚れが目立ち、ホームは薄暗くてかび臭かったそうです。

そんな駅を通過電車は恐らくかなりの轟音で通り過ぎて行ったことでしょうから、そう考えると怖いと思います。

特に夜はより一層怖さが増してたのではないかと思います。

さらに薄暗いホームにはペンギンの壁画が飾ってあります。

博物館動物園駅ペンギン
出典:「ja.wikipedia.org」

この壁画は上野公園内にある東京芸大の学生が創作したそうですが、このペンギンがかなり不気味だったとのことです。

確かに写真で見ても不気味な感じだと思います。

駅の薄暗さと相まって、不気味さに拍車をかけている感じです。

実際に上野動物園に遊びに来た子供が、このペンギンの絵を見て怖くて泣きだしたという話もあります。

さらに、このペンギンは夜中になると動き出すなんていう都市伝説もあったそうで、まさに幽霊のようなペンギンと言えるのではないかと思います。

このペンギンの絵の作者さんは、まさか自分の描いた絵が幽霊のように怖がられてるようになるなんて思ってもいなかったと思います。

さて、博物館動物園駅の怖かった話を書きましたが、それを含めても魅力的な駅だと思います。

たくさんの魅力がつまった博物館動物園駅の廃止。

実にもったいない・・・・。

そう思う人も多くいたことでしょう。

そんな思いが形になったのが、『上野の杜芸術フォーラム』です。

このフォーラムのコンセプトは『博物館動物園駅の進化と再生』とされています。

博物館動物園駅を中心とし、上野周辺に存在する文化遺産の保存や芸術的都市空間の創造を目的としているそうです。

廃駅が文化や芸術の創造のきっかけになるなんて素敵な活動ではないでしょうか?

さらに定期的に駅舎のクリーニングを行っているようです。

博物館動物園駅への愛を感じますね。

この駅は廃止前の状態のまま綺麗に保存されています。

ホームの照明も今も付いているため、今でも電車の中からこの駅の様子を見ることが出来ます

京成本線を利用することがあったら、この廃駅を眺めてみてはどうでしょうか。

こち亀にも登場した博物館動物園駅!

ちなみに博物館動物園駅は、漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(通称こち亀)の95巻に登場しているそうです。

実際僕はその話を直接読んだことはないのですが、主人公の両津勘吉がこの駅のエピソードについて話してくれているそうです。

こち亀を読んで、博物館動物園駅の存在を知った人もいるみたいです。

今回は博物館動物園駅について書いてきました。

この歴史ある魅力的な駅。

今後も末永く保存されていって欲しいですね。

上野公園に訪れた際は、ぜひ博物館動物園駅を眺めに立ち寄ってみてください。

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