『ひるね姫』の感想!面白いけどつまらない?!意味わからない時は小説を!!

さて、本日(201/3/18)アニメ映画『ひるね姫〜知らないワタシの物語〜』が公開されましたね。

先ほど僕は見てきました!

さて、そんなわけで今回は『ひるね姫』の映画を見た感想を書いていこうと思います。

(以下、ネタバレを含みますのでご注意ください!)

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個人的には大満足!おもしろいです!でも、もったいない・・・

さて、『ひるね姫』の感想ですが、すごく良かったです!

楽しめました!

でも僕はもったいないと思いました。

その理由については後に詳しく書きます。

ある理由によって、『ひるね姫』面白くないと感じるでしょうし、。つまらないという感想を持つ人もいるでしょう。

ですが、僕はとても満足しています。

本当に良い作品だと思っていますし、温かい気持ちになれる映画だと感じています。

だからこそ、もったいないなと思います。

『ひるね姫』は、実は映画公開前に小説が発売されていて、僕は小説を読んでいました。

感想は以下の記事で書いています。
⇓    ⇓    ⇓
『ひるね姫』の小説を購入!さっそくネタバレありの感想を書いていく!

小説もすごく好きでしたが、映画も面白かった!

改めて、良いストーリーだと実感しました!

『ひるね姫』のあらすじについては以下の記事で書いていますので良かったらどうぞ!
⇓    ⇓    ⇓
ひるね姫のあらすじ紹介!ネタバレあり!君の名は。のパクリではない!

『ひるね姫』の魅力は夢と現実が混ざり合っていくところ!

『ひるね姫』は主人公のココネが見ている夢が物語のキーとなります。

始めは、何となく夢を見ているだけだったのが、次第に夢と現実の境目がなくなっていきます。

ココネが見ている夢に幼馴染モリオが巻き込まれ、父・モモタローや志島会長までみんなココネの夢に巻き込めれながら物語がどんどん展開していくのが『ひるね姫』の魅力でしょう。

小説を読んでいても思いましたが、ココネの夢が現実と混ざり合っていく過程はすごいです。

どっちがどっちなのか、何が何なのかわけが分からなくなっていきます。

ドラクエ6で、プレイしていて夢の世界と現実とどっちがどっちなのか分からなくなる感覚にちょっと似ていると思いました。


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このわけが分からなくなっていく感じが小説を読んでいるときも快感でしたが、映画で見ても快感でした!

なんというか白昼夢を見せられているような不思議な感覚になるアニメでしたね。

夢と現実がごちゃ混ぜになりながらもクライマックスに向けて、緊張感が高まっていく感じは見ていてワクワクしますね!

⇒ちなみにココネが見ていた夢についてはこちらをご覧ください!

ココネとモモタローの絆が魅力的!

夢と現実がリンクして混ざっていく・・・・・。

こういったSF展開が『ひるね姫』の魅力です。

ですが一番の魅力は主人公ココネと父・モモタローの絆だと思います

不器用ながらも娘を思う父・モモタローと、そんな父を信頼しているココネ。

いわゆるベタな家族物という感じではない。

神山監督らしい、シリアスな展開の中で父と娘の絆を感じさせてくれます。

それがすごく良いのです!

娘を想う父、父を信頼している娘。

その関係を夢と現実がリンクするSF展開の中で描かれていることが僕はこの作品の非常に魅力的なところだと思っているのです。

目まぐるしく夢と現実が混ざり合いながらも、ココネとモモタローの絆がそこにあるのです。

すごく温かい気持ちにさせられました。

そてい、不思議な心地よさを感じました。

神山監督は、『夢は心の渇きを癒すサプリメントだ』という着想をもとに『ひるね姫』を制作したとのこと。

僕は小説を読んでいるときも思いましたが、今日改めて、映画を見て『ひるね姫』はまさに心のサプリメントのようだと感じました。

こんな経験はないでしょうか?

夢の中で泣いていて、目が覚めた時に目が涙で溢れていたことは。

不思議と心がスッキリしませんか?

『ひるね姫』を見終わった後、そんな感じが僕はしました。

クライマックスに向けて盛り上がっていくのですが、それでも不思議とどこか落ち着いていて、心地よさを感じる、そんな作品です。

ココネと父・モモタローの絆については以下の記事でも書いていますので良かったらどうぞ!
⇓    ⇓    ⇓
ひるね姫の感想!森川ココネの夢の正体、それは?(ネタバレあり)

一生懸命なココネが魅力的!

小説読んでいても思ったのですが、映画見て改めて思いました。

主人公のココネがかなり魅力的だと!

どんなところが魅力的かというと、活発なところです。

ココネは行動力がすごいです。

良い意味で後先考えずに、先へ先へと突っ走ります。

この先どうなるか分からない・・・という状況でも深く悩まず即行動!

幼馴染のモリオを巻き込んで突っ走っていく様子は、見ていてワクワクしました。

僕は引っ込み思案で行動力がない人間なので、ココネのようなキャラには憧れます。

性格は天真爛漫で、映画ではココネの表情豊かさが描かれていました。

見ていて和みます。いやホントに。

そんなココネが、父・モモタローを信じ、自分を信じ、行動していくところがほっこり温かい気分にさせられます。

こうした前向きでめちゃくちゃ行動力があって、そして人を思いやる気持ちがあるは、僕は『東のエデン』の滝沢朗を連想します。


東のエデン 劇場版I The King of Eden

僕は滝沢朗もかなり好きなキャラです。

後ろ向きな僕は、このようなキャラクターには本当に励まされます。

夢の世界の描かれ方がスケールが大きかった

ココネの夢の中で、アクションシーンがでてきます。(ココネの夢について詳しくはこちらから!

街の中でピーチ(モモタロー)が操縦する新型エンジンヘッドが鬼と戦うシーンはがありますが、かなり迫力があります!

小説を読んでいる時は、もっとあっさりしているのかと思いましたが、かなり迫力あるアクションシーンで驚きました。

『ひるね姫』はアクション映画ではないですが、鬼と新型エンジンヘッドの対決はけっこう見ごたえがありますよ!

僕はエヴァンゲリオンを連想しました。


ヱヴァンゲリヲン新劇場版 汎用ヒト型決戦兵器 人造人間 エヴァンゲリオン初号機 アルティメットジオラママスターライン スタチュー UDMEVA-01

使徒と戦うエヴァみたいな感じです。

エヴァほど派手ではないですが、僕は充分に楽しめましたよ!

あとエンシェン(ココネ)とモリオがハーツで空を飛ぶところとか、見ていてワクワクしました。

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キャラクターデザインが個人的にツボにはまった!

あと『ひるね姫』で気に入ったのはキャラクターデザインです。

あの、のっぺりした感じの顔が僕はかなりツボでした。

しばしばネット上で『ひるね姫』はキャラデザがダサい、というような意見も見受けられますが、僕はそんなことはないと思います。

確かにキャラの顔立ちは華やかではないかもしれません。

ですが、僕はそれが『ひるね姫』らしいキャラクターだと思うのです。

なんというか独特で柔らかい感じで好きでした。

映画を見ていく内に、どんどんキャラクターたちの顔や動き方が魅力的に見えてきました!

個人的にかなりツボですね!

『ひるね姫』はつまらないと思われる可能性!

さて、ここまで僕は『ひるね姫』を見た感想を書いてきました。

基本的に僕はこの作品をかなり肯定的に評価しています。

とても良い作品だったと思うし、僕としては見に行ってよかったと思っています。

また見に行きたいなと思っています。

最初の方でも書きましたが、あるポイントで非常にもったいないと思っています。

、そのポイントのせいで『ひるね姫』はつまらないと思われる可能性があるように僕は感じるからです。

つまり、損をしているという事です。

さて、『ひるね姫』のもったいないポイントとは何か?

それは、諸々の説明不足です。

『ひるね姫』はけっこう細かい設定があります。

小説ではかなり細かくそれらの設定について解説がされています。

ですが、映画版ではその解説がかなりの部分で端折られていました。

演出の関係上、端折っているのだと思います。

今のままでも、かなり説明調な映画だと言う感想を聞きます。

だからこれ以上説明を入れるのは難しかったのかもしれません・・。

しかしあまりにも重要な部分の説明が端折られすぎていたように思えます。

これだと話の流れがつかみにくいでしょう

僕は予め小説を読んでいたので、充分に楽しめたのですが、さすがに初めて映画を見る人にとっては『意味がわからない・・・』と感じる部分が多々あると思いました。

実際に僕の後ろに座ってた人が、映画終わった後「結局これって、どういう話なのかよく分かんなかった、、。」みたいなことを喋っていました。

説明不足は色々とあります。

・ココネの父・モモタローと亡き母イクミはどこで出会ったのか?
いつ何のきっかけで出会ったのか?

・どうして渡辺はココネと志島会長とを会わせたがらなかったのか?

・どうして志島自動車はオリンピックの開会式で自動運転車を走らることにこだわっているのか?

・ココネとモリオを陰ながら助けた(新幹線の切符や弁当の手配など)志島関係者は、何者なのか?
なぜココネ達を助けたのか?
モモタローとはどんな関係なのか?

・そもそも、モモタローのタブレットには何が入っていて、それをどうして渡辺が狙っているのか?

・モモタローと志島の関係は?

・ラストシーンでハーツ(ココネ達が乗っていたバイク)がどうしてココネとモモタローを助けに来たのか?

・・などなど、これらのことについての説明がほとんどすっ飛ばされています。(説明されてたとしても、一瞬だけで分かりにくい)

その為、話がとっちらかっているように見えてしまう恐れがあるなと感じました。

小説の内容を端折ったりしてるのは、現在公開中の『夜は短し歩けよ乙女』も同様です。

ですが、こちらの方が成功していると思いました。

どうしてかというと、小説の内容を端折られていて話がよく分からない部分も、演出が面白いため意味がわからなくても楽しめてしまうのです。

スピード感のある演出で、良い意味で深く考えなくても楽しめてしまうのです。

頭を使う必要が無いのです。

その事については以下の記事で書いています。
⇓    ⇓    ⇓
オモチロイ!!映画「夜は短し歩けよ乙女」の感想をネタバレありで書いていきます!

モモタローとイクミの出会いを端折ったのはまずかった・・・・

父モモタローはもともと志島自動車の下請け子会社に努めていており、会長との確執により本社を去ったイクミはそこでモモタローとであるのですが、こういった重要なエピソードが完全に端折られていたのはさすがにやりすぎかと思いました。

ここばっかしは、「どうして端折ったんだ?」と言いたいです。

ここを端折ってしまっては、せっかくのストーリーの魅力が半減してしまうからです・・。

本社を去ったイクミは子会社『志島電装』に向かうのです。

本社の人間は技術畑の連中ということで『志島電装』の事を下に見下していましたが、イクミは彼らに対し好意的に接してました。

イクミはそこでモモタローと出会い、2人で協力して完全自動運転車を制作していくのです。

本社や会長から批判された自分の思いを2人で完成させていくのです。

この感動的な場面は端折るべきではなかったでしょう。

一応エンディングで2人が協力して自動運転車を作っていく様子は映されていますが、エンディングで映されても

「は?」

となることでしょう。

僕は小説でストーリーを知っていたから、この場面は感動的に見えましたが、何の予備知識もないままエンディングでいきなり2人の様子を見せられても「意味ワカンネ・・」となってしまいます。

もったいなすぎる!!!!

あと、モモタローがどうして東京の子会社を離れ、地元岡山に戻ったのかについても説明がすっ飛ばされてたのはキツイです。

ここも重要な部分だからです。

モモタローとイクミが協力して作り上げた自動運転車。

テスト走行にイクミが車に乗車してましたが、事故にあってしまい、他界するのです。

娘のココネがまだ乳飲み子の時のことです。

志島本社は自己の責任は全てモモタローにあると圧力をかけ、志島との関係を切らされたのです。

志島の利権は一切モモタローとココネには行き渡らないようにしたのです。

その後、モモタローは地元岡山へ戻り、ココネと二人暮らしすることになるのです。

ですが、今度は志島の渡辺がタブレットを奪い取るためにモモタローを冤罪で逮捕させるのです。

このエピソードについて詳しくは以下の記事でも書いています!
⇓    ⇓    ⇓
ひるね姫のココネの父モモタローとイクミとの出会いや志島との関係について

この非常に重要なエピソードが端折られているのが、酷くもったいないと思いました。

これじゃ、せっかくの良いストーリーが伝わらない・・・

僕はその点で身悶えするほど、もどかしい気持ちになりました。

「うおぉ~、もったいない、、もったいない、、、」

あまり作中で説明をせず、そのままストーリーを進める。

これは神山監督らしい傾向であり、『東のエデン』でもかなり設定等の説明が端折られていて、謎が多いままストーリーが進んでいっていました。

シリアスでミステリアスな『東のエデン』ではそれでも良いと思いました。

ですが『ひるね姫』のようなテイストの作品の場合、それがかえって仇になるように思えます。

『ひるね姫』はキャラクターデザインの雰囲気では、子供連れの家族が見に来るような映画として認識されてたと思います。

ですが、子どもにとっては、この謎の多い展開には飽きてしまうことでしょう。

また、もし僕が小説を読まずに、最初に映画を見たとしたら「話がよくわからず、面白くなかった」と感想を持ったかもしれません。

なので僕はこの点だけはかなりもったいないと思うのです!!

『ひるね姫』には様々な設定があり、それらがつながっていくところ面白いのです。

ですが、説明がかなり端折られているため、それらのつながりが見えてこず、その結果、話がよくわからないと感じてしまいやすいと思いました。

ストーリーが良くわからないため「ひるね姫、つまんねー!!」と思われてしまうのは非常にもったいない!!

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『ひるね姫』を見て意味がわからない時は小説を!

くり返しますが、僕は映画公開前に小説を読んでいました。

小説では、かなり細かく設定の説明がされています。

そのため映画で重要な設定の説明がすっ飛ばされていても、そこを補完して見られたため楽しめました。

『ひるね姫』映画版は、ある程度設定などを把握して見ると面白さがよく分かる映画だと感じました。

なので、もし『ひるね姫』の映画を見て、よく分からない、意味が分からない、など感じた時は、是非小説を読んでみてはどうでしょうか?と僕は提案します。

『ひるね姫』の小説の感想については以下の記事で書いています。
⇓    ⇓    ⇓
『ひるね姫』の小説を購入!さっそくネタバレありの感想を書いていく!

小説を読めば、よくわからなかった部分も見えてきて、かなりスッキリすると僕は思います。

とにかく「意味がわからないから『ひるね姫』つまらん!!」で終わってしまうのが、僕としてはもったいないなと感じるのです。

あるいは、これから『ひるね姫』の映画を見に行こうと思われる方も、ぜひ小説を先に読むと面白くなると思います。

僕は予め小説を読んでいたので、ストーリーが分かるため、映画に集中できました。

ですが、もし僕が小説を読んでなかった場合、作中の説明不足によって、よく理解できず、結果映画に集中出来なかったでしょう。

ですが、予めストーリーを把握していれば、むしろ細かな解説などなくても、いやむしろない方がスムーズに映画に入り込めると僕は思いました。

なので、もしこれから『ひるね姫』をご覧になろうという方は、小説の存在も頭の片隅に置いて頂けると幸いです。
きっと映画が楽しくなります!


小説 ひるね姫 ~知らないワタシの物語~ (角川文庫)

今回は映画『ひるね姫』の感想でした。

『ひるね姫』については、今後も記事を書いていく予定です。

『ひるね姫』関連の他の記事は以下のリンクからどうぞ!
⇓    ⇓    ⇓
神山健治の新作『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』についてのまとめ

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