結核治療を放棄して二郎と結婚した菜穂子はかわいそう。風立ちぬ感想

前回に続いて『風立ちぬ』について書いていきます。

(前回の記事は『風立ちぬの二郎と結婚した菜穂子がいい女でかわいいと僕が思う理由』です。)

前回の記事では、ヒロイン菜穂子について書いてきました。

出典元:楽天市場「108ピース ジグソーパズル 風立ちぬ 里見菜穂子 (18.2×25.7cm)

宮崎アニメにはほとんど多くのヒロインが登場しますが、この菜穂子に関してはどのヒロインよりも『美しく見せる』ということを徹底的にやっているように感じたということでした。

僕自身も菜穂子は魅力的に感じました。

ただ、前回の記事では書きませんでしたが、ここでは正直に言いたいと思います。

確かに菜穂子は魅力的な女性だと思います。

しかしそれよりも結核に苦しむ菜穂子が、あまりにも痛々しいと感じてしまいました。

ヒロインが苦しむ姿は、僕はどうしても目を背けたくなってしまいます。

かわいそうに思えてなりませんでした。

なんだか『風立ちぬ』批判みたいになってしまいそうですが、でもこの気持は書き残します。

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結核治療を放棄し、二郎のもとへやって来た菜穂子

映画後半、菜穂子は結核療養所を抜け出して、汽車に乗り二郎の元までやって来ます。

苦しいにも関わらず、それでも二郎のことを想ってはるばる来た菜穂子。

「なんて健気なんだろう。それほどまでに二郎のことを・・・・。」

このように菜穂子の健気さに心打たれるところであります。

僕も心打たれました。

しかし、同時に感じたのが痛々しさです・・・・。

僕は菜穂子に対して思いましたよ。

「菜穂子さん!!

何をなさってるんですか!!

そんな身体で汽車なんかに乗って!!

早く療養所にお戻りなさい!!」

病気で出歩くことがどれほど辛いことか、僕は経験していないので分かりません。

でも想像を絶する辛さであることは間違いないでしょう。

菜穂子の健気さはこのような苦しみの上にある後思うと、素直には感動できなかったのが正直なところ。

確かに、身を蝕む病に耐えながらも相手を想うというのは美しく見えるものでしょう。

そしてとても感動的だと思います。

でも僕はこういったものには、感情移入はしづらいというのが正直なところです。

結婚式でフラフラの菜穂子 美しいと同時にかわいそう

二郎は菜穂子を黒川亭へ連れていきます。

そして残り僅かしか生きられないであろう菜穂子と二郎は一緒に住むことを決意します。

二郎と菜穂子は結婚式をその場で挙げます。

結婚式で菜穂子は婚礼衣装を纏います。

これがまた美しく見えるのです。

ですが僕は思いました。

病気で身体が蝕まれている菜穂子にとって、婚礼衣装をまとうことはどれだけ身体に負担がかることかと・・・・。

菜穂子は式の最中フラフラです。

二郎はフラフラの菜穂子「綺麗だ」と言い支えます。

僕は結婚式でも痛々しさを感じました。

婚礼衣装の菜穂子がきれいに見えるからこそ、余計痛々しいのです。

なぜそこまでして結婚式をするのです。

残り僅かの時間しかない菜穂子の意志を尊重してと言えば聞こえは良いかもしれません。

しかし、僕は辛くなりました・・・。

この結婚式の演出が菜穂子を綺麗で美しく見せるもので、物語の重要な部分であることも分かります。

だからこそ複雑な気持ちです。

菜穂子が一番輝いていたのが結婚式だったと思います。

でもそれで良いのでしょうか・・。

苦しいのに無理をして綺麗に見せていることが、、。

結婚式を見ながら僕は思いました。

「菜穂子さん、お願いです!

早く横になってください!」

『風立ちぬ』の堀越二郎は実在する人物ですが、菜穂子は架空の存在です。

フィクションだと言うのは重々承知していますが、それでも辛かったです。

これは映画のストーリーだという事は分かります。

でも、菜穂子さんお願いだから無理しないで…。

僕はそう思ってしまいました。

結婚の場面も、本当に菜穂子が美しく見える演出でした。

だからこそ余計に僕は、

「菜穂子さん、美しく見せる必要はないんです!早く横になって下さいな!」

そんなふうに思ったのです。

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結核患者の前で、なぜタバコを吸う?

菜穂子は、毎日化粧をします。

二郎のためにです。

二郎は綺麗な菜穂子が好きだということでしょう。

菜穂子はそれを分かっていたから無理をして毎日化粧をしていたのだと思います。

大好きな二郎のために、辛い身体を必死に起こして毎日毎日です。

きっと二郎もそんな健気な菜穂子が愛おしく思えていたのでしょう。

はたして、菜穂子は幸せだったのでしょうか??

菜穂子は次のように考えていたのではないかと思います。

『綺麗でいなければ、二郎さんに見捨てられてしまう!』

二郎の前では本当はう安らぎを求めていたのではないかと思うのです。

化粧なんてしなくても自分のことを大事にしてくれる、それを望んでいたのではないでしょうか。

でも菜穂子は気がついてしまったのでしょう。

自分に求められているのは『綺麗さ』であると・・・。

二郎は本当は菜穂子の身体のことは、実は軽く考えていたのではないかと僕は正直言うと思います。

二郎は菜穂子の側でタバコを吸います。

菜穂子が側にいて欲しいと言ったからなのでしょうが、だから吸ってもいいとは僕には思えません。

僕は思いました。

「二郎さん。なぜタバコを吸うのですか?

我慢しなさいな。

菜穂子さんは、あなたのために無理して毎日頑張っているのですよ!

菜穂子さんの身体は、大事ではないのですか??」

僕は二郎は、何だかんだ菜穂子の健気さに甘えているように正直感じました。

二郎は菜穂子のことを『綺麗なお人形さん』というふうに思っているのではないかとすら感じられました。

菜穂子も薄々二郎の心を見抜いたのでしょう。

毎日、化粧を欠かさないのはこういった理由でしょう。

まとめ

苦しみの中でも綺麗に見せようとする菜穂子。

その想いは健気で美しく映画では映っていたことでしょうし、僕もそれは感じられました。

でも、やはり痛々しい・・、というのが僕の感想です。

しかし、痛々しいのですけど菜穂子の健気さには、やはりそれでも感動してしまいます。

だからこそ、複雑な気分です。

感動してしまってよいのだろうか??、、そんな風に思ってしまうのです。

今回はちょっとまとまりのない文章になってしまいました。

この記事では書くつもりはなかったのですが、流れで後半で二郎批判っぽい事も書いてしまいました。。

二郎については、また別の機会に書こうと思います。

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