耳をすませばの雫は聖司で大丈夫?その後、結婚せず別れるほうが・・

今回もスタジオジブリ作品『耳をすませば』について書いていきます。

これまで書いてきた『耳をすませば』の記事は以下からどうぞ。
⇓    ⇓    ⇓
『スタジオジブリの青春恋愛ストーリー、耳をすませば・まとめ』

『耳をすませば』は中学生の青春ラブストーリー。

主人公の月島雫と天沢聖司の2人の恋愛を描いた物語です。

図書カードにいつも書かれている『天沢聖司』の名に雫は「この人誰だろうと・・・」と気になったのがきっかけに、雫と聖司は出会い惹かれていく過程を、ロマン溢れるストーリーとして描けれています。

そして2人はとても純粋に、そして互いに夢を持って前進んでいます。

微笑ましい関係に思えます。

そんな雫と聖司の姿に憧れた人も多くいることでしょう。

「いいなあ、、。自分もあんな青春送りたかったなあ」なんて思う人が続出。

俗にいう『耳すま症候群』というやつですな。

雫と聖司がこの上なく理想のカップルに思えてしまい、自分に対して劣等感を感じてしまうのです。

耳すま症候群については以下の記事で書いています。
⇓    ⇓    ⇓
『耳すま症候群が辛い?耳をすませばを見て鬱で落ち込むことはない!』

さて、一見するとうらやましい雫と聖司のこの関係2人。

しかし、本当にこの2人は微笑ましい関係か?、理想のカップルといえるのか?、と僕は思ってしまうのです。

なので僕はあえて2人の関係に水を差すような解釈をここで書いていこうと思っています。
(天沢聖司と月島雫ファンの方々ごめんなさい・・。)

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雫よ!聖司と結婚の約束なんてして本当に良いのか?!

さて、『耳をすませば』のラストシーン。

ここで聖司は雫にプロポーズします。

聖司
「雫、あのさ、俺、今すぐってわけにはいかないけど、、俺と結婚してくれないか?」


「え?!」

聖司
「俺、きっと一人前の、バイオリン作りになるから!そしたら、、」


「うん。」

聖司
「ほんとか!?」


「うれしい。そうなれたらいいなって思ってた。」

出典元:近藤喜文監督「耳をすませば」スタジオジブリ

という感じで雫は聖司のプロポーズに答えるわけです。

一見感動的なラストシーンです。

ここで視聴しながらときめいてしまう人も多くいることでしょう。

しかしあえてここで水を差しましょう。。

僕は雫に言いたい。

「雫さん!ほんとうに良いのか?!大丈夫か?!まだ決めるのは早いぞ!」

という風にです。

雫よ!その後の未来を考えるんだ!

では僕の雫への思いについてこれから書いていきます。

僕から月島雫さんへのメッセージです。
⇓ 

雫さん。

雫さんは、まだ中学3年ですよね。

年齢的に若いです。

すごく若いです。

だってまだ、中学3年なのですよ!

雫さん、あなたには、これから未来があります。

いっぱいいっぱい、たくさんの未来が待っています。

雫さん、あなたはこれから高校生になるわけです。

青春の本番はこれからですよ!

これから様々な経験や、様々な出会いがあなたを待っています。

その色んな経験の中で、自分というものが段々と見えて来るものなのです。

そうした中で、価値観なんていくらでも変わっていくものなのです。

そして様々な人との出会いの中で、良い人というのが見つかっていくものなのだと思いますよ。

ここで聖司くんと結婚前提の遠距離恋愛をするということは、その様々な出会いをの可能性を遮断してしまうということなのです。

貴重な青春時代での様々な出会いを遮断し、これからただ聖司くんを待つだけで10年も過ごすのですよ。

本当に良いのですか?

もったいないと思いませんか?

可能性を狭めてしまうということが・・・・。

雫さん、繰り返しになりますが、まだあなたは中学3年生です。

こんなに早く自分の将来を決めてしまって良いのでしょうか?

人生やり直しはきくとは言われてますが、貴重な青春時代の時間はどうやったって戻って来ないのです。

青春時代は様々な経験をしていく時間。

その時間を聖司くんを一途に待つだけで過ぎ去ってしまうものにして良いのでしょうか?

おせっかいかもしれませんが、よくよく考えてみてください。

・・・・さてさて、月島雫さんへのメッセージは以上になります。

雫に対しての僕の思いはつまりこんな感じになるわけです。

まあつまり「その年で遠距離恋愛なんて、辛いですよ!」、と僕は思っているのです。

勢いのまま将来の約束をしてしまった雫

さて、ラストシーンで結婚の約束をした雫と聖司。

物語としては大変感動的であることは間違いありません。

『耳をすませば』のラストシーンとして相応しいものでしょう。

この先どんなに遠くはなれていても、2人の気持ちが繋がっているというのはそれは魅力的な関係でしょう。

しかし、年齢が若すぎるのです。

お互い中学3年というのが問題なのです。

さすがにヤバイと思えてならないのです。

朝、何気なく目が覚めたら窓の外に聖司がいて、そのまま自転車2人乗りで聖司の秘密の場所へ直行。

そして、朝の日の出をバックに聖司からのプロポーズ。

奇跡的偶然により、会うことが出来、そして美しい朝の日の出を2人で眺める・・・・。

シチュエーション的にテンションが高くなる気持ちは分かります。

しかし、そんなシチューエーションに乗せられて未来を決めてしまうのはあまりにも危険すぎやしないか?!、と思うのです。

長い人生です。

シチュエーションなんて対して重要ではないのです。

人生は一瞬きらめきなど、その後、どん底に落ちたらそのきらめきはなかったも同然になるのです。

だから重要な決断はよく考えてからしなくてはならないよ、と僕は思えてならないわけです。

結婚なんて言う重大な約束をそんな簡単にしてしまって良いのでしょうか?

この先、雫はずっと1人で誰とも関わらず聖司を待ち続けなければならないのです。

『遠距離で』です。

上にも書きましたが、青春時代は貴重です。

そんな中で、実質数日しか関わっていない聖司の事を10年以上待ち続けるなんて、あまりにも現実って来でないと僕は思います。

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2人の絆はどの程度のものか・・・・?

『愛さえあれば距離なんて関係ない 』という意見もあります。

確かにそうです。

しかし、雫と聖司の間には、はたしてどれほどの『愛』が存在しているのでしょう?

だって、まだ数ヶ月しか付き合ってないわけです。

しかも聖司はバイオリン製作のためイタリア・クレモーナ行きの準備などで忙しく、お互いにほとんど会えていません。

2人で会って話をしたのは、実質数日だけしかないと考えられます。

たった数日しか過ごしていないのに、お互いがお互いの事をちゃんと知っていると言えるでしょうか?

相手のことをちゃんと知っているでしょうか?

向き合っていると言えますでしょうか?

というか、そもそも聖司はかなりのストーカー気質です。

雫よりも先回りして、図書カードにカードに『天沢聖司』の名を刻むという、かなりヤバイくらいのしつこさです。

聖司のストーカー気質がどのくらいヤバイかということについては下の記事で書いています。
⇓    ⇓    ⇓
『イケメンでかっこいい聖司はかわいい雫のストーカー?耳すま都市伝説』

はたして雫はこのような強烈な聖司といても大丈夫なのか、ちょっと疑問です。

雫は夢見がちな感じで突っ走っているように思えてなりません。

そんな状態で、これからの高校生活以降の青春に、『たった数日しか話していない聖司を待ち続ける』という制限をかけてしまって良いのでしょうか?

僕は先日『ハクと千尋は恋の関係!別れたその後に出会いはある?千と千尋の考察』の記事で、ハクと千尋の関係について書きました。

命がけで互いが互いを助け合う2人の関係は、非情に強い絆で結ばれていると僕は思っています。

では雫と聖司の関係はどうでしょうか?

ぶっちゃけて言いましょう。

千尋とハクの関係に比べたら、かなり浅い関係に思えてしまいます。

繰り返しになりますが、雫と聖司はたった数日しか関わっていないのです。

屋上での告白以前には、そもそも知り合いですらなかったわけです。

雫は図書カードの名前が気になりすぎて、そこでときめいてしまっているだけに思えます。

そもそも聖司がいつ成功するかどうかも未定・・・

さて、プロポーズシーンのセリフをもう一度載せます。

聖司
「雫、あのさ、俺、今すぐってわけにはいかないけど、、俺と結婚してくれないか?」


「え?!」

聖司
「俺、きっと一人前の、バイオリン作りになるから!そしたら、、」

出典元:近藤喜文監督「耳をすませば」スタジオジブリ

さて、ここでのプロポーズ。

聖司は『一人前のバイオリン作りになったら結婚して欲しい』とのことですが、ではその一人前になるのはいつなのでしょう。

ぶっちゃけて言えば、高校に行かず外国に飛び出し弟子入りする聖司の将来は極めてリスキーです。

そんなリスキーな聖司に雫はついていってしまって良いのでしょうか?

受験生でありながら小説を書くのに熱中した雫に対し、お父さんは次のように言いました。

でもな、人と違う生き方は、それなりにしんどいぞ。
何が起きても、誰のせいにもできないからね。

出典元:近藤喜文監督「耳をすませば」スタジオジブリ

青春時代を犠牲にして、先行き不透明な聖司を10年ほど待ち続けるというのはまさに『人と違う生き方』です。

そんな辛い生き方を、中学3年からするなんてあまりにも無謀だと思うのです。

繰り返しになりますが、この先聖司がどうなるのか全く分かりません。

雫はどうなるか分からない聖司をただ待ち続けるだけで青春を終わらしてしまって良いのでしょうか・・。

結婚まで約束して良いのでしょうか?

そして雫はいつまで結婚を待たなくてはならないのでしょうか?

その間にいい人が現れるかもしれませんし。

僕はそんな風に思ってしまうのです。

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雫はルイーゼの生まれ変わりという説もあるが・・・・・・

ところで雫には興味深い都市伝説があります。

それはルイーゼの生まれ変わりではないかと言うものです。

ルイーゼとは聖司の祖父の西司朗の生き別れの恋人です。

西司朗がドイツ留学時に出会ったのです。

西司朗は帰国時に、必ずルイーゼを迎えに来ると約束しドイツを離れたのですが、その後戦争が起きたため迎えに行くことが出来ず、その後も連絡がつかず生き別れてしまったのです。

雫はルイーゼの生まれ変わりだというのです。

そして西司朗の孫の聖司とルイーゼの生まれ変わりの雫がむすばれるということになるのです。

構図としては非常に美しいと思います。

本当かどうかはともかくとくとしても、興味深い解釈だと僕は思っています。

このことについて、詳しくは以下の記事をご覧くださいませ。
⇓    ⇓    ⇓
『耳をすませばの雫はバロンと西司朗の恋人ルイーゼの生まれ変わり?!』

しかし、ルイーゼの生まれ変わりだとするとやはり雫は気の毒です。

雫は生まれ変わっても、やはり恋人との生き別れという、辛い現実を味わなくてはならないからです。

生まれ変わりということは、同じ運命を辿らなくてはいけないのでしょうか・・・・。

僕はそうは思いません。

むしろそんな運命なんか跳ね飛ばしてしまっても良いと思うのです。

それはつまり『別れる』という決断です。

別れることも視野にいれるべき

聖司のプロポーズを受け入れた雫。

雫は、ずっと聖司を待ち続けるつもりでしょう。

ですが僕は思います。

もし雫が高校に入って、新しい環境で生活していく中で考え方や価値観が変わっていき、ちょっとでも聖司を待ち続ける事に疑問を持った場合、別れる決意をすることも大事であると。

雫は一度夢中になってしまうとのめり込んでしまう性格です。

受験中にも限らず小説を書いてしまうほど・・・。

だから雫は聖司にのめり込んでるのです。

もう既に自分のやりたい事が見つかっている聖司が眩しくってたまらないのです。

ですが、雫もきっと高校生活を送ることで考え方は必ず変わっていきます。

「本当に自分はこれで良いのだろうか?」、という感じにです。

そんな時、のめり込んでしまう雫の性格だと『別れる』ということに、物凄く罪悪感を感じることでしょう。

ですが、僕は雫がそこで自分に正直になってほしいと思うのです。

中学3年の時の覚悟なんて大したものではないでしょう。

思春期のときなんて考えなんていくらでも変わります。

それより今を充実して生きることが大切です。

例え雫がルイーゼの生まれ変わりだとしても、ルイーゼの恋人・西司朗の孫と結ばれなくてはならない決まりはないのです。

むしろ生まれ変わったのだからこそ、『生き別れ』という同じ辛い思いを繰り返すべきではないのです。

杉村とは相性が良かったのでは?

さて、もう物語中でふってしまったので時すでに遅しかもしれません。

ですが、僕は雫は杉村とのほうが相性が良かったのではないかと思うのです。

それについては、また別の記事で詳しく書いていこうと思いますが、なんというか杉村は性格的に良い意味で気楽な感じがして、良い意味で軽い感じがして、そんなところが雫と相性が良いと思うのです。

そのことについては以下の記事でも書いています。
⇓    ⇓    ⇓
『神社で告白失敗するが杉村と雫は相性が良い?耳をすませば考察』

雫というのは、一度思い込んだら周りが見えなくなるタイプです。

聖司もこの記事でも書いたように、性格的にかなりのめり込むタイプです。

2人で一緒にいたら、2人も一緒にのめり込んで周りが見えなくなっていきそうです。

例え聖司のイタリア・クレモーナ行きがなかったとしても、雫と聖司の組み合わせは色々と大変そうだと僕は思います。

ですからそんな雫には良い意味で気楽な杉村のほうが相性が良いのではないかと僕は思うのです。

色々と考え込んでしまう雫には杉村の気楽さに助けられることも多くあることでしょう。

とは言っても、もうふってしまいましたので、今さら遅いかもしれませんが・・・。

今回は『耳をすませば』の聖司と雫の関係について書いてきました。

『耳をすませば』については、今後も書いていく予定です。

『耳をすませば』の他の記事は以下から御覧ください。
⇓    ⇓    ⇓
『スタジオジブリの青春恋愛ストーリー、耳をすませば・まとめ』

他のスタジオジブリ作品については以下のバナーからどうぞ。

⇓   ⇓   ⇓

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