風の谷のナウシカ原作漫画の感想!映画と違い過ぎる絶望的なラスト

※この記事では『風の谷のナウシカ』原作の若干のネタバレ感想を含みます。

前回に続いて『風の谷のナウシカ』について書いていきます。

出典元:楽天市場「1000ピース ジグソーパズル 風の谷のナウシカ 夜明けの風 (50x75cm)

前回書いた『ナウシカ原作版のクシャナが部下から慕われる魅力と名セリフを紹介』の記事で、『風の谷のナウシカ』には原作漫画があるという事を書きました。

映画版『ナウシカ』は見たことがある人でも、漫画版は読んだことがない人、また、漫画版の存在自体知らない人はけっこういるみたいです。

この記事をご覧くださっている方も、もしかしたら原作漫画をまだ読んだことがないかもしれません。

『ナウシカ』漫画版ってどんな話なのか?、映画版とのストーリーはどのように違うのだろうか?、などなど気になるかと思います。

原作漫画版は賛否両論があります。

漫画はストーリーが入り組みすぎていてよく分からない、映画版のほうが良いという意見もあります。

ちなみに僕個人的には漫画版のほうが気に入っています。

なぜ好きなのかというと、漫画版の世界観に惹かれているからです。

あと僕のお気に入りキャラのクシャナの描かれ方が漫画版の方が魅力的だからというのもあります。(その事については前回の記事で書いています)

クシャナファンであれば、ほぼ100%漫画版が良いというでしょう。

色々と書きましたが、どちらが好きかについては好みの問題だと思います。

なので、僕の思いとしては賛否両論の意見は気にせず、映画が好きであれば無理に漫画版を読まなくて良いと思いますし、映画をずっと楽しんでも全然良いと思います。

もし、漫画版に少し興味が出たのであれば是非1度、漫画版を読んで頂けたらなと思っています。

漫画版『風の谷のナウシカ』はそれほど値段は高くはありません。

さて、今回は『ナウシカ』漫画版について僕の感想などを簡単に書いていこうと思います。

多少のネタバレはしますが、あまり物語の核心は触れませんので、原作漫画が気になる方はこの先も御覧ください。

スポンサーリンク

映画版と原作漫画版の違い!ラストが絶望的・・・・

さて『風の谷のナウシカ』のアニメ映画版と原作漫画版はどのくらい違うのかですが、結論を先に言いましょう。

全然違います!

全くの別物と考えて良いです!

さて、いざ書き始めて思ったのですが、映画版と漫画版と違いについて全て書きだすのはけっこう大変です。

なので、かいつまんで書いていきます。

まず、ストーリーが漫画版の方はとんでもなく壮大です。

ストーリーのボリュームは圧倒的に原作版の方が長いですが、それだけではありません。

世界観が漫画版の方がより深く広いと僕は思っています。

映画版『ナウシカ』が地球だとすれば漫画版『ナウシカ』は宇宙そのものと言って良いでしょう。

miya16021200dsc_1905-thumb-autox1600-21377

漫画版ナウシカのストーリーでは、映画版では明かされていなかった謎が分かります。

漫画版では腐海の存在理由とか、巨神兵の本当の役割、そしてナウシカ達の時代に住む人々の本当の役割・理由などが分かります。

最終話まで読むと、ビックリ仰天の結末です。

大どんでん返しと言って良いでしょう。

え!!?、なにそれ!!?、、という感じです

まさかナウシカ達の世界にそんな秘密があるとは、、、と、事実を知った後僕はしばらく放心してしまいました。

とにかく最後の方は驚きの連続といった感じです。

映画版と違いラストはハッピーエンドとは到底言えません。

絶望的とも言えます。

救いようのない未来へ向かって生きていかなければならないという、なんともやるせない気持ちになります。

少しだけ言いますと、人類はもう未来がないというところで物語が終わります。

人間はもう滅びゆくしか道はないのです。

ナウシカ達は人類の黄昏を生きてゆくのです。

※完全ネタバレあり!絶望的なラストを詳しく知りたい方はコチラ
⇓    ⇓    ⇓
『人造人間のナウシカは巨神兵で人類を滅亡させた?!原作漫画のラスト』

『ナウシカの失恋!アスベルはケチャと結ばれる?!原作漫画版の結末』

このラストについては賛否両論ですね。

こんな結末で良いのかという事で・・・。

しかし、そのやるせなさが漫画版『風の谷のナウシカ』らしいし、また漫画版の魅力だと僕は思うのです。

スポンサーリンク

魅力的なキャラクターが登場!

漫画版ではナウシカは世界中を移動し、いろいろな人々と交流していきます。

ナウシカの故郷である風の谷はほとんど出てきません。

漫画版では様々なキャラクターが登場します。

例えば、『森の人』です。

『森の人』とは腐海に住んでいる人々の総称です。

『森の人』のセルムという男キャラクターは瀕死のナウシカを救うのですが、その方法が非常に不思議で僕は印象に残っています。

セルムは瀕死のナウシカの精神に語りかけ、ナウシカの心の中で世界を作り出し、ナウシカと共に旅に出ます。

tsu863_kirinosaki_tp_v

この精神世界の中での旅の描写がとても不思議で魅力的で良いのです。

その精神世界の中でナウシカは王蟲の子に出会ったり、世界の未来の姿を見て希望を取り戻します。

そして、瀕死のナウシカは復活するのです。

この精神世界でのやり取りは、僕は旧エヴァンゲリオンの『まごころを君に』に非常に近いものを感じています。

人類補完計画発動後、シンジ君の精神世界の様子を映画では続いていくのですが、まさにセルムがナウシカの心に入っていくこの場面はエヴァンゲリオンを連想します。

実際に庵野監督は映画版『風の谷のナウシカ』では巨神兵シーンの原画を担当していますし、ラジオで鈴木敏夫さんから「エヴァは巨神兵じゃん?」と聞かれた所「そうだ」と肯定しています。

その事については以下の記事でも書いています。
⇓    ⇓    ⇓
『tv版エヴァにジブリ回がある理由!庵野秀明と鈴木敏夫の関係は!?』

また庵野さんは漫画版『風の谷ナウシカ』7巻は宮崎駿作品の中で最高作品だと言っています。

『エヴァンゲリオン』は間違いなく『ナウシカ』7巻の影響を大いに受けているだろうと考えられます。

7巻では巨神兵も活躍しますし・・。

さて、話が大いに脱線しましたが、他にも魅力的なキャラクターが登場しますので、もし気になった場合は漫画版を読んでみてください。

ナウシカの性格が違う!

漫画版ではナウシカの性格が映画版とかなり異なります。

特に最初の頃はヒステリックな面が強く表れてます。

例えばナウシカは次のようなセリフを言います。

汚れた蟲使いをともない 他国を汚染させるとは何事だ!

この剣より一歩も先に進ませぬぞ ただちに立ち去れ!!

出典元:宮崎駿、漫画「風の谷のナウシカ   1」、徳間書店、1982年、56ページ

蟲使いというのは、蟲を操り墓場を荒らし金品を手に入れる者たちです。

トルメキアは蟲使いを伴い、風の谷にやって来たのです。

蟲使いは一般的に忌み嫌われてる存在ですが、なんとナウシカも蟲使いに対し『汚れた蟲使い』と言っています。

映画版ではナウシカは心が綺麗でどんな人々に対しても優しく接するキャラクターとして描かれていますが、漫画版のナウシカはそうではありません。

蟲使いを下等な汚れた存在として、差別的に見ているのです。(もっとも、後にナウシカは蟲使いへのこのような考えを改めていくのですが・・。)

スポンサーリンク

人質を取るナウシカ

また、ナウシカは目的のためにかなり強引な行動に出ることがあります。

例えば自分の言うことをきかない相手に対し、人質を取ったりもします。

そのシーンのセリフを引用します。

ナウシカ
「動くな!!すぐ戦闘を中止しろ!!
さもないと 僧正さまの生命はないぞ!!」

アスベル
「ナウシカ いったい!?」

ナウシカ
「銃をとりあげて はやく!!」

アスベル
「バカな!!
こんな事をしては かえって事を悪くするばかりだぞ!!」

出典元:出典元:宮崎駿、漫画「風の谷のナウシカ   2」、徳間書店、1982年、56ページ

いかがでしょうか?

映画版のナウシカのイメージが強くある場合、漫画版のナウシカのこうした言動はちょっとビックリするかもしれません。

ですが、僕は漫画版のナウシカのほうが人間っぽい感じで良いなと思っています。

というのも映画版のナウシカは、いかにも『心が純粋で綺麗で美しい』みたいな感じで描かれていて、ぶっちゃけて言ってしまうとキャラクターとしてあまり好きではないからです。

漫画版ナウシカは映画版と比べると、差別はするわ人質は取るわで悪い面も描かれています。

そういった悪い面もある方が、僕はキャラクターとして面白いと思うのです。

ただ、映画版同様、聖母的な優しさも兼ね備えていて、ストーリー後半に慣ればなるほどその要素は強まっていきます。

ナウシカ自身も悩みながらも成長していくのです。

そういったナウシカの変化がキャラクターとして魅力的だと僕は思うのです。

まあ、とは言っても僕はナウシカよりもクシャナのほうが気に入っているのですが。

その事については『ナウシカ原作版のクシャナが部下から慕われる魅力と名セリフを紹介』で書いています。

『風の谷のナウシカ』関連の記事、次回の記事は『ナウシカ原作漫画の衝撃のラスト!腐海や王蟲の存在理由が明らかに!』です。

『風の谷のナウシカ』の他の記事は以下から御覧ください。
⇓    ⇓    ⇓
『スタジオジブリ宮崎駿作品『風の谷のナウシカ』まとめ』

他のスタジオジブリ作品については以下のバナーからどうぞ。

⇓   ⇓   ⇓

%e3%82%b7%e3%82%99%e3%83%95%e3%82%99%e3%83%aa%e3%83%8f%e3%82%99%e3%83%8a%e3%83%bc

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする