ナウシカの王蟲のモデルと衝撃の正体!原作の裏設定は凄まじかった

今回もスタジオジブリ作品宮崎監督の『風の谷のナウシカ』について書いていきます。

これまで書いてきた『風の谷のナウシカ』の記事は以下からどうぞ。
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『スタジオジブリ宮崎駿作品『風の谷のナウシカ』まとめ』

『風の谷のナウシカ』は風の谷の姫であるナウシカが活躍するストーリーです。

風の谷の族長の娘、つまり姫様である彼女がたった1人で谷のために一生懸命頑張っていく姿を見ていく映画です。


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全然関係ないですが、姫様みずからが先頭を切って突き進むという設定は、ある意味では『ドラクエ4』のアリーナ姫みたいだなと僕は思いますね。

さて『風の谷のナウシカ』では、ナウシカはもちろん重要なキャラクターなのですが、彼女と同じくらい重要な存在がありますね。

それは腐海の蟲の王、王蟲です。

今回は王蟲の存在や設定などに触れ、そして後半では王蟲のモデルについても書いていこうと思います。

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王蟲とは何か?その設定を紹介!

映画冒頭で登場した王蟲。(ちなみに読み方は「オウム」ではなく「オーム」らしいです。)

かなりインパクトのある登場ですよね。

腐海をぶち破り、逃げるユパに向って目を真っ赤にしながら怒り狂って追いかけるその様子を見て、「いったい何だこれは?!」と誰もが思ったのではないでしょうか?


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僕は初めて見た時はまだ子供の頃でしたが、興奮したのを覚えています。

超巨体で猪突猛進に突き進むその姿。

恐ろしくもありますが非常に美しさを伴っているものにも思えます。

さて、ところでこの迫力大な王蟲ですが、そもそも王蟲って何なのかについて簡単にその設定を紹介いたします。

王蟲というのは、腐海に住む蟲(ムシ)の一種です。

腐海というのは一言で言えば猛毒の菌類の樹海です。

この樹海の中は猛毒の瘴気でまみれていますので、人間はマスクを付けなければ生きられません。

その菌類の樹海の中に住む生き物が蟲なのです。

蟲というのは我々の世界にいる昆虫が巨大化したようなものです。

王蟲はその巨大化した蟲の中でもさらに巨大な存在でして、最高80メートルの体長にも達するとのこと。

とんでもないデカさです。

さて、王蟲は怒ると普段は青い目を真っ赤にし、そして怒りのまま突進を続けるという性質があります。

赤くなったらピンチなわけです。

80メートルの巨体が突進してくるわけですから、だから王蟲は絶対に怒らせてはいけないわけです。

集団で突進してきたら街は簡単に壊滅します。

あと王蟲は非常に高い知性を持ち合わせていて、金色の触手を使い人の心の中を探るというとんでもない能力を持っています。

ちなみにこの金色の触手には治癒能力もあります。

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原作漫画版ではテレパシーを使う王蟲!

これでだけでもすごい存在なのですが、原作漫画では王蟲がさらに詳しく描かれていて、より一層すごい存在だと感じられます。

(『ナウシカ』原作漫画版については『風の谷のナウシカ原作漫画の感想!映画と違い過ぎる絶望的なラスト』の記事で書いています。)

例えば原作漫画では王蟲は念話というのが使えます。

人の頭のなかにテレパシーで話しかけるのです。

ですから王蟲は人とコミュニケーションを取ることも可能なのです。

例えば原作漫画版では王蟲はナウシカに対し念話を使い次のように話しています。

小サキ物・・・
ワガ一族ハ オマエヲ昔カラ知ッテイルヨ・・・・・・・・・

ワガ一族は個ニシテ全 全ニシテ個 時空ヲ越エテ 心ヲ伝エユクノダカラ・・・

出典元:宮崎駿、「風の谷のナウシカ 1巻」、アニメージュ

この王蟲はナウシカの事を前から知っていると言っています。

「別の個体の王蟲が以前ナウシカにあったから自分も知ってるよ。」と言っているわけです。

王蟲同士は離れていても意識は繋がっていて、それは時間も関係なくつながっているということです。

時空を超えて王蟲同士の意志が繋がっているって何だかすごくないですか?

まさに宇宙的な感じです。

僕はこの『時空を超えて繋がっている』というところに、手塚治虫さんの『火の鳥』を連想します。

王蟲はテレパシーを使って人に呼びかけますが、火の鳥も同様です。

火の鳥は存在そのものが宇宙的と言って良いでしょうが、王蟲も全く同様に感じています。

だから僕は王蟲の設定が非常に面白いと感じているのです。

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王蟲のモデルはモスラの幼虫?!

ところで、宮崎監督は王蟲を描くにあたって何かモデルにしたのだろうか?、というのが気になる所。

その存在自体が魅力的な王蟲。

その王蟲のモデルがあるとしたら、いったいどんなものなのか?、

またその元ネタからどうやって王蟲みたいな存在が生まれたのか?

調べてみた所、宮崎監督およびスタジオジブリは王蟲のモデルについては明言されていないです。

ですが、王蟲のモデルについて興味深いことを書いているサイトがありました!

それはこのサイトです。
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ナウシカの元ネタを紹介・映画『モスラ』

アニメ評論家の岡田斗司夫さんのコンテンツを広めることを目的に設立されたFREEexという会社のサイトです。

ここに書かれている文章は恐らく岡田斗司夫さん本人のものかと思われます。

さてこのサイトでは、王蟲のモデルは映画『モスラ』に登場するモスラの幼虫だと言っています。


モスラ1997(幼虫)

ちなみにここで言っている『モスラ』は1961年版のモスラです。

宮崎監督は20代の頃、映画館で『モスラ』の映画を見たとのこと。

この時のモスラの演出と宮崎監督の様子が記事で書かれています。

宮崎駿がまだ仕事もあまり無くて、東映に就職しても労働運動ばかりやっていて、渋谷の映画館に行った時に、一人で見たそうなんです。

宮崎駿が渋谷の映画館で一人で見たモスラというのとは、かなりデカイ昆虫なんですね。
これが王蟲の元になりました。

(中略)

このモスラの幼虫の着ぐるみというのは、だいたい長さが10メートル近かったというんですよ。

(中略)

全長10メートル近い着ぐるみの中に、8人の人間が入って、中から着ぐるみを動かしながら行進してるんですね。

これが渋谷の町を破壊するシーンを、宮崎さんは渋谷で見たそうなんです。

渋谷の町を巨大なイモムシの昆虫が破壊する映画を渋谷で見た驚きっていうのは、なかなかのもんですよ(笑)

出典元:FREEex Now!、「ナウシカの元ネタを紹介・映画『モスラ』」

この記事を読んで僕はなるほどと思いました。

というのは、王蟲が動く時身体の節々が伸びたり縮んだりするわけですが(僕はこの伸縮の様子が好きです)、「この不思議な動きは、どういった発想で考えたんだろうか?」と思ってたんですよ。

宮崎監督が見た『モスラ』では巨大芋虫のモスラの特撮のため、10メートルの着ぐるみを8人の人が中から動かしていたということですが、「なるほど!王蟲のあの動きもまさに中から人が入って動かしてるような動きだな! このモスラの動きのイメージから王蟲の動きを考えたのだな!」と僕は納得したのです。

僕は1961年版『モスラ』を見たことはありませんが、10メートルの着ぐるみを中から8人で動かしているというのが、不思議と妙にイメージが湧いてしまうのです。

ちなみに、モスラの幼虫が渋谷の街を破壊するシーンはかなり衝撃だったとのこと。

渋谷の町を巨大なイモムシの昆虫が破壊する映画を渋谷で見た驚きっていうのは、なかなかのもんですよ(笑)

当時、映画を見た人の感想が新聞とかに載ってました。

「映画館でさっきまで見てた町が破壊されて、外に出たら、まだ町があってホッとした」って(笑)

当時の驚きというのは、なかなか凄かったんです。

出典元:FREEex Now!、「ナウシカの元ネタを紹介・映画『モスラ』」

恐らく宮崎監督にとってもかなりの衝撃を受けたものだと思えます。

王蟲の群れが街を破壊するイメージも、このモスラから来ていると考えられるでしょう。

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王蟲の裏設定!実は王蟲の正体は・・・・・・?

※これより先、原作漫画版による王蟲の重要な設定についてネタバレしますので、ご注意ください。

さて、ここまで『風の谷のナウシカ』の王蟲について色々と書いてきました。

見た目や動きにインパクトのある王蟲。

上に書いたとおり、子供の頃の僕にとって王蟲の姿形そして動きは、主人公ナウシカの活躍をかすませてしまうほどのインパクトがありました。

そして、まるで火の鳥のごとく宇宙的な壮大さをもつその設定。

全にして個、個にして全である王蟲は、個々の意識とはまた別に全体としても意志は繋がっていてしかもそれは時空を超えているという。

ある意味で王蟲という神のような存在と言ってもよいかと思います。

さて、そんな全知全能的な王蟲の正体が原作漫画版の7巻で明かされます。

王蟲の正体、それは人工生物なのでした。

つまり人間の手によって作り出された存在ということなのです。

これには僕はかなりビックリしました。

王蟲が人工生物であるということは以下の記事で書きました。
⇓    ⇓    ⇓
『ナウシカ原作漫画のラストで明かされる腐海や王蟲の衝撃の存在理由!』

ここでは簡単に説明します。

王蟲は火の7日間以前の人類(以下、旧人類と書きます)によって人工的に作られました。

旧人類は王蟲の他に巨神兵や腐海も作り出したのです。

火の7日間以前の旧世界は立て続けに怒る紛争により大気や大地がは汚染されまくり、病気が蔓延している状態でした。

旧人類はこの現状を打破するために旧世界を1度リセットすることにしました。

調停と裁定の人工の神である巨神兵による火の7日間は世界のリセットでした。

旧人類は汚染された大気の浄化をするためのものも作り出しました。

それが腐海です。

腐海は大気浄化システムなのです。

そしてその腐海を守るべきものとして作られたのが王蟲を始めとする蟲たちだったのです。

ざっと書きましたが、これが原作漫画版のラストで明かされる真実・裏設定なのです。

王蟲の正体は人工生物で腐海の警備員的な存在だというわけです。

これらのことについては詳しくは以下の記事を御覧くださいませ。
⇓    ⇓    ⇓
『ナウシカ原作漫画のラストで明かされる腐海や王蟲の衝撃の存在理由!』

『ナウシカ原作漫画のラストネタバレ!巨神兵の正体と火の7日間!』

『人造人間のナウシカは巨神兵で人類を滅亡させた?!原作漫画のラスト』

王蟲のようなある意味神のような存在を作り出してしまう旧人類。

その科学力はとてつもないものです。

こういった設定は、アダムやリリスのような生命の起源から人造人間を作り出してしまう『エヴァンゲリオン』の科学技術力を連想しますね。

出典元:楽天市場「バンダイ HCM-Pro EVA-01エヴァンゲリオン初号機

というか『エヴァンゲリオン』の科学技術は『ナウシカ』からの影響だと言えるでしょう。

さて、話が色々と広がってしまいましたが、今回は王蟲について書いてきました。

『風の谷のナウシカ』関連の記事は、まだ書いていく予定です。

『風の谷のナウシカ』の他の記事は以下から御覧ください。
⇓    ⇓    ⇓
『スタジオジブリ宮崎駿作品『風の谷のナウシカ』まとめ』

他のスタジオジブリ作品については以下のバナーからどうぞ。

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