太っちょ豚!信子にキレた杏奈は性格悪い?思い出のマーニー考察

今愛からスタジオジブリ作品『思い出のマーニー』について書いていこうと思います。

このブログではジブリ関連の記事をわりと書いていますが、僕は最近まで『思い出のマーニー』を見ていませんでした。

『思い出のマーニー』の監督の米林宏昌さんの新作映画『メアリと魔女の花』がこの夏に公開されるという話を聞き、PVを見て「これはかな」面白そうだ!」、と思いました。

ちなみに『メアリと魔女の花』については以下の記事で書いています。
    ⇓    ⇓    ⇓
『メアリと魔女の花のあらすじとジブリ魔女の宅急便の関連性!』

そう言えば米林さんの『思い出のマーニー』見てなかったなと思い、これを機に見てみることにしました。

さっそく見てビックリ。

僕のストライクゾーンにドンピシャの作品だったからです。

米林さんの作り出す世界観にハマってしまいました。

その事についてはこちらで詳しく書きました。

さて、前置きがやや長くなりましたが今回は『思い出のマーニー』の主人公・佐々木杏奈について書いていきますね。

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太っちょ豚!杏奈は性格悪いのか?

 さて、主人公の佐々木杏奈は喘息持ちで病弱な女の子。

夏休みの間、療養のため札幌から海辺の街へとやって来ます。

さて、そんな主人公の杏奈ですが、ネットで検索すると「杏奈は性格が悪い」という風にしばしば言われています。

なぜ「杏奈は性格が悪い」と言われるのか、、、。

それは杏奈の態度がとても自分勝手に見えるからでしょう。

信子の母から「七夕まつりには信子と一緒に行ったらどうか?」と声をかけられた時に嫌そうにしていたこと、そしてセツから「娘の浴衣を着ていくといい!」と勧められたものの、セツがいないところで、

似合うわけないじゃない!おせっかい!

出典元:米林宏昌監督「思い出のマーニー」スタジオジブリより

と不満を口にしていたことなどが、態度の悪さとして映ったことでしょう。

さらに決定的なのは、七夕祭りで信子に対して暴言を吐いてしまったことでしょう。

そのシーンのセリフを載せてみます。

信子
「あっ短冊!」

杏奈
「あ!」

信子
「どれどれ、”毎日普通に過ごせますように”、、『普通』??杏奈ちゃん、『普通』って何?」

杏奈
「それは、、つまり、、えっと」

信子
「あっ!杏奈ちゃんの目の色!」

信子の友人
「どうしたの?」

信子
「よく見るとすごくきれい!ちょっと青が入ってて、まるで外国、、」

杏奈
「いいかげん放っといてよ!」

信子
「え?」

杏奈
「太っちょ豚・・・!」

出典元:米林宏昌監督「思い出のマーニー」スタジオジブリより

杏奈に「太っちょ豚!」と言われた信子は、ムッとして杏奈に言い返します。

信子
「ふーん。『普通』の意味がわかったわ。でもかわいそうに、『普通』のフリをしてもムダ。だって、あんたはあんたの通りに見えてるんだから、、。

出典元:米林宏昌監督「思い出のマーニー」スタジオジブリより

ですが、その後信子はこれまでの事を水に流そうとします。

大人な対応です。

信子
「はい!これで終わりにしましょう!ねえ、今度私たちと一緒に、、」

出典元:米林宏昌監督「思い出のマーニー」スタジオジブリより

しかし、杏奈はその信子に対し、手を払い除けその場から走って逃げ出します。

「信子の対応はまさに神対応!!、、それに比べ、杏奈ときたら何だあの態度は、、。杏奈は性格が悪い!」

インターネット上ではこのように言われています。

確かに杏奈は性格が悪いように見えますし、そのように言われても仕方がないと僕は思います。

せっかく親しく話しかけてきてくれた信子に対し、失礼な態度を取り、しかも信子は仲直りをしようとしてくれたにも関わらず、手を払い除けその場から立ち去ったのですから、、、。

まさに、「なんだあいつは!!」という感じでしょう。

しかし僕はそんな杏奈に対し批判する気は起きませんでした。

むしろ共感を覚えました。

何故かと言うと、杏奈は僕にそっくりだったからです。

コミュ障の杏奈

杏奈の性格はとても内気です。

人から話しかけられても上手く受け答えができず、学校でもいつも孤立していました。

いわゆるコミュ障というものです。

(ちなみに『コミュ障』という言葉は僕はあまり好きではなく、普段はあまり使わないのですが、杏奈の性格を言い表すのには適切に思えるためこの記事では使うこととします。)

そして僕も杏奈と同じです。

僕はコミュ障なのです。

今でこそ人と喋ったり、或いは人前で話たりすることはある程度出来るようになりました。

ですが、杏奈と同じくらいの年齢の時は、僕は杏奈と全く同じような感じでした。

人と上手くコミュニケーション取れず、孤立していました。

そんな僕がいつも感じていたこと、それは人と一緒に行動することが物動く苦手だったということ。

『みんなで楽しく!』←←コミュ障の僕にとって、これは本当に苦痛でした。

そして特に同い年くらいの子たちと関わったりするのがメチャクチャきつかったです。

信子の母から「七夕祭り、信子と一緒に行ったら?」と誘われたことは、杏奈にとってこの上なく辛いことだというのが僕はすごくよく分かりました。

七夕祭りの時、信子は興味津々で杏奈に話しかけてきます。

「どこから来たの?」、とか「なんでこの街に来たの?」とか聞かれますが、こういった質問はコミュ障にとって非常に苦痛なのです。

僕も昔は、このように聞かれても固まってしまって上手く答えられませんでした。

自分の事を知られたくないし、見られたくない、、。そのように思ってしまうのです。

怖いのです。自分の事を話すのが、、、。

杏奈が信子に対し「ほっておいて!」と言ったのはこのためです。

自分のこと、話したくないんですよ。

自分に興味を持たれるのが怖いんですよね。

杏奈にとって自分が喘息持ちだということは絶対に言いたくないと思います。

僕も昔、自分のことを聞いてきた相手に対して杏奈と同じように怒りを爆発させてしまったことがありました。

「ほっておいて!」という心境でした。

相手は全く悪くなく、むしろそこで怒りを爆発させた自分のほうが悪いことは自覚していました。

ですが、僕はどうしてもその時はほっておいて欲しかったのです。

謂わば自己防衛の反応です。

ちなみに、今の僕はこんな感じで怒りを爆発させることはまずありません。

ある程度、コミュニケーションを取ることになれてきたからだと思います。

と言っても、本質的に僕はコミュ障であることには変わりないのですが、、、。

ただ、僕はだからといって杏奈が信子に対して暴言を吐いてもいいんだとは思っていませんし、信子が悪いとも思っていません。

むしろ信子は良い女の子でしょう。

初対面ですが、親しく話しかけてきてくれてるわけです。

普通だったら嬉しいはずですし、普通だったら見知らぬ土地での孤独を感じずに済むことでしょう。

そう、『普通』だったらそう思うことでしょう、『普通』だったら、、、、。

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普通でないことの辛さ

杏奈は普通ではないのです。
(差別的な意味で言っているわけではありません。)

普通でないから、話かけられるのが苦痛に感じ、怒りが爆発してしまったのです。

『普通』でないから、みんなと仲良く出来ないのです。

コミュ障だった僕も『普通』ではありませんでしたから、『普通』の人が楽しめることが楽しめなかったりして悩んだ時期がありました。

『普通じゃない』ということで変わり者扱いされたり、奇異な目で見られるのも嫌でした。

話しかけられて、上手く受け答えできなくなる僕の反応を面白がって、同級生からは良くちょっかいかけられたりしましたが、その度に思いましたよ。

『僕は普通になれたらないいな・・・』、と

杏奈は短冊に『毎日普通にすごせるように』と願い事を書きました。

杏奈も『普通』になって『普通』に過ごしたいと切に願っていたに違いありません。

「普通であることは平凡でつまらない」なんて話、よく聞きますが、コミュ障の僕にとっては普通であることは羨ましいと思います。

気がついたら僕個人の話ばかり書いてしまいました、、、。

まあそんなわけで、僕は杏奈の気持ちがすごくよく分かってしまうのです。

作中での杏奈の行動は昔の僕とそっくりですから。

さて、コミュ障で人と関わるのが苦手な杏奈。

彼女はその後、マーニーや彩香と仲良くなっていきます。

学校でも友達はおらず、また信子やその友達とは全く打ち解けなかった杏奈。

そんな彼女は、どうしてマーニーや彩香とは仲良くなることが出来たのでしょうか?

このことについては、次回の記事で書いていこうと思います。

⇒次回の記事はこちらです。

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