ハクの名言!おにぎりシーンの千尋へのセリフとまじないの力の考察

今回もスタジオジブリ宮崎駿監督作品『千と千尋の神隠しに』について書いていきます。

これまで書いてきた『千と千尋の神隠し』の記事は以下からどうぞ。
⇓    ⇓    ⇓
『ジブリ総選挙で1位獲得!興行収入1位の千と千尋の神隠しまとめ』

出典元:楽天市場「ENS-300-223 千と千尋の神隠し さよなら油屋 300ピース

今回は、またはハクについて書いていこうと思います。

『ハクがかっこいい理由それは千尋が◯◯だから!千と千尋の神隠し考察』の記事でも書いたとおり、ハクというキャラクターは宮崎アニメの男性キャラの中では抜群にかっこいいということでした。

そんな抜群にかっこいいハクですが、その見た目と同様に彼の放つ言葉には不思議な魅力と説得力があります。

主にハクのセリフというのは、実は殆どが千尋に向けられているというのもポイントでしょう。

彼の千尋へのセリフは、千尋だけでなく視聴者の心にも影響を与えてることだと思います。

まさに彼のセリフは『優れた言葉』すなわち名言と言っても良いでしょう。

インターネット上にはハクが放ったセリフの幾つかは名言として話題に上がっています。

それらの名言の中から、僕は今回はハクが千尋におにぎりを渡すシーンでのハクの名言を取り上げてみたいと思います。

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印象的なおにぎりシーン

ハクが千尋におにぎりを渡すシーンでのハクと千尋のやり取りを見てみましょう。

このおにぎりシーンは、ハクから優しい言葉をかけられながらおにぎりを渡された千尋が、そのおにぎりを泣きながら頬張るシーンで、非常に印象的な場面です。

出典元:楽天市場「ENS-150-G15 千と千尋の神隠し ハクの塩むすび 150ミニピース

その印象的なおにぎりシーンに至るシチュエーションとしては、以下のようになってます。

千尋が初めて油屋で一晩過ごした次の朝のことで、早朝にハクにこっそりと連れられ千尋は豚にされた両親を見せられます。

千尋は豚にされた両親の事をとても心配しながら、その場を後にします。

ハクは不安でいっぱいであろう千尋に対し、優しい言葉をかけてそしておにぎりを千尋に渡します。

千尋はそれを頬張りながら涙が溢れてしまいます。

千尋は突然見知らぬ異世界に迷い込み、そして人間の事をよく思っていない者たちに囲まれながら、これから過ごしていくことになっていました。

これまで平和な日常で暮らしてきた千尋にとって、この世界は本当に右も左も分からない、そんな状態だったはずです。

どれほど不安であっただろうかは、この映画を見ている視聴者にも痛いほど伝わります。

そんな不安でたまらない千尋が初めて涙を見せるシーンとして非常に印象的なシーンなのです。

それでは、このおにぎりシーンのハクのセリフを見ていきましょう。

千尋の本当の名を知っていたハクの名言

いつもは『千』でいて、本当の名はしっかり隠しておくんだよ。

出典元:宮崎駿監督、「千と千尋の神隠し」、スタジオジブリ、2001年

このハクのセリフは、自分の名前を忘れかけている千尋に向かって言った言葉です。

千尋は湯婆婆に本当の名を奪われ、自身の名を『千』だと思い込んでいたわけですが、ハクはちゃんと覚えていてくれたわけです。

この世界では湯婆婆になお奪われると、自分の世界への帰り方が分からなくなるとのことで、ハク自身も自分の名を忘れているという。

ちなみにハクの本当の名前については以下の記事で書いています。
⇓    ⇓    ⇓
『千と千尋のハクの名前の秘密!本名ニギハヤミコハクヌシの由来は?』

そしてさらにハクは千尋にこのように言います。

でも不思議だね、千尋のことは覚えていた。

出典元:宮崎駿監督、「千と千尋の神隠し」、スタジオジブリ、2001年

ハク自身は自分の名を忘れているのに、それでも千尋の名は覚えていたのです。

つまり、この世界で千尋のなお知る者はハクが唯一だということです。

そんなハクのこの何気なく放ったであろうこのセリフは、なんとも素敵な、そして千尋にとってどれほど心強かった言葉だろうかと僕は思うのです。

油屋では千尋のことを理解している人は誰もいません。

釜爺やリンは千尋のことを気にはかけていてくれますが、しかしそれでも千尋がこの世界へ迷い込んだ本当の事情までは分かってくれているわけではありません。

出典元:楽天市場「みにちゅあーとキット スタジオジブリmini 釜爺と千尋

ある種、本当の自分を見せないようにしながら他人と接していかなければならない状況にいたと言っても良いでしょう。

そんな状況にいる千尋にとって、ハクのこの言葉はいったいどれだけ心強いと感じたことかと僕は思うのです。

まさに名言にふさわしいセリフと言って良いでしょう。

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おにぎりを食べられない千尋

さて、その直後にハクは千尋におにぎりを差し出しますが、千尋は食欲がないのか食べたくないと一度は断ります。

なぜ食べたくなかったのかですが、その原因は千尋が極度のストレスにさらされていたために食欲がなかったのでしょう。

千尋は平和な日常生活から、何の脈絡もなく突然油屋の世界に迷い込んだのです。

両親は目の前で豚に変えられ、千尋は全く知らない世界でいきなり一人ぼっちになります。

人間が誰もおらず、妖怪のような姿をした者たちばかりの油屋。

人間が忌み嫌われ、いかにも居心地が悪そうな所でこれから過ごさなくてはいけない。

油屋を取り仕切っているのは恐ろしい魔女・湯婆婆です。

湯婆婆が如何に恐ろしいかについては以下の記事で書いています。
⇓    ⇓    ⇓
『千と千尋の湯婆婆はドーラっぽいが性格悪い!けど息子の坊には優しい』



出典元:楽天市場「ノンスケール スタジオジブリmini 湯婆婆と千尋

そんな恐ろしい湯婆婆に対面することに、どれほどの精神力を使ったことだろうか?・・・・

千尋は当然強烈なストレスにさらされていたはずです。

そして何よりも先ほど豚にされた両親を目の前で見ているのです。

普段から豚肉を食べている千尋にとって牧舎で横になってる豚の両親を見ることの辛さは計り知れません。

先ほどハクに優しい言葉をもらい、心強さと安心感を得ることが出来たと思いますが、それでもやはり不安やストレスは簡単に拭えるものではなかったのでしょう。

千尋はご飯を食べる気力がどうしてもわかなかったのです。

ナウシカのように優しいハク

しかし、そんな状況にある千尋に対しさらに次のようなセリフを投げかけます。

千尋の元気が出るように、まじないをかけて作ったんだ。

お食べ。

出典元:宮崎駿監督、「千と千尋の神隠し」、スタジオジブリ、2001年

いかがでしょうか?

ハクのこのセリフから、千尋にどうしてもこのおにぎりを食べて欲しいんだ、という気持ちが伝わってきませんか。

きっとハクは千尋の身を案じていたのです。

なんせ千尋は全然ご飯を食べないで過ごしてきていたわけです。

ハクは千尋が不安やストレスでいっぱいで、何も食べたくないということを重々承知していたことでしょう。

しかし、いくらストレスに晒され食欲が激減しているとはいえ、何も食べずにいたらきっと倒れてしまいます。

もし、そうなってしまったら千尋は周りの従業員達から白い目を向けられるかもしれません。

だからハクは千尋にそうなってほしくないという思いから、おまじないをかけたおにぎりを作ったのだと僕は思いました。

ところで、どうしてハクはここまで千尋に対して優しいのだと思いますか?

それはハクと千尋は深い深い絆で結ばれているからです。

ハクと千尋の絆については以下の記事で書きました。
⇓    ⇓    ⇓
『ハクと千尋は恋の関係!別れたその後に出会いはある?千と千尋の考察』

ハクは冷たそうな見た目からは考えられないほど、物凄く優しさに溢れているのが伝わってきます。

ハクの言葉は短い言い回しが多いですが、ほんとに優しさにあふれています

その優しさはナウシカなみではないかと僕は思いますね。

出典元:楽天市場「1000ピース ジグソーパズル 風の谷のナウシカ 砂丘の風 (50x75cm)

おにぎりのまじないは、千尋を元気にさせる!

さて、そのハクの言葉を受けて、千尋は想いが伝わったのでしょう。

食欲がなさそうにしながらもパクっとおにぎりにかぶりつきます。

元気なさそうに口をもぐもぐしていた千尋ですが、次の瞬間ハッと表情が変化し、そして勢い良くおにぎりを頬張っていきます。

きっとハクがかけた元気になるまじないの効果が効いたのだと思います。

ちょっとだけでもパクっと口にしたことで、千尋はハクのまじないの効果を受け、元気を取り戻したのです。

それにより、千尋はお腹が空いていたことを自覚したのでしょう。

すごい勢いでおにぎりをバクバク食べていきます。

急に大粒の涙を目から溢れさせ、直後に声をあげて泣き始めます。

ハクのおまじないは千尋を元気にさせるとともに、ストレス緩和の効果があったのです。

ハクは千尋に安心感を得てほしいという思いもあり、おにぎりを食べてほしかったのでしょう。

そして、ハクはさらに千尋に優しく語りかけ,さらにおにぎりを渡します。

その時のセリフです。

辛かったろう。

さあ、お食べ。

出典元:宮崎駿監督、「千と千尋の神隠し」、スタジオジブリ、2001年

いかがでしょうか?

非常に短く、さらっとしていますが、この上なく思いやりと優しさに満ち溢れているのを感じます。

実際に映像で見ると、このセリフの暖かさがより一層伝わることでしょう。

ハクに優しく語りかけられた千尋は、さらに声を大きくして泣いてしまいます。

きっとハクの言葉によって様々な感情が吹き出してきたのです。

繰り返しになりますが、千尋は本当に不安でたまらない状況にいたわけです。

見知らぬ街へ迷い込んでしまい、両親を豚にされ、頼れる人は誰もいない中たった一人で油屋で働くことになったわけです。

湯婆婆は恐ろしい顔をしてすごい魔法を使うし、怖いです。

泣き言を言ったら子豚にしてやるなんて湯婆婆から言われてるのです

千尋は両親の心配は当然としても、自分の身の安全に対する不安も当然あったわけです。

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不安と戦ってきた千尋

油屋で働くことが決まった千尋は、その夜、リンの前で気持ち悪くなってしまいうずくまってしまう描写があります。

また別の機会に詳しくかくと思いますが、湯婆婆や他の従業員の前でのハクは、かなりの冷血漢でした。

千尋を従業員たちに紹介するときのセリフです。

ここのものを3日も食べればにおいは消えよう。

それでも使い物にならなければ、焼こうが煮ようが好きにするがいい。

出典元:宮崎駿監督、「千と千尋の神隠し」、スタジオジブリ、2001年

もちろんハクは本心でこんな事を言っているわけではないのです。

しかし、千尋はそんな事、知る由もありません。

リンにハクの事を尋ねますが、リンからは彼は湯婆婆の手先だ、と言われるわけです。

千尋は、その直後に気持ち悪くなってうずくまってしまうのです。

怖かったのでしょう。自分はハクに騙されているのではないかと・・・・。

いずれ自分は子豚にされてしまう・・・・・。そのように思っていたことだと思います。

ところが千尋は、ハクは本当は千尋のことを凄く気にかけていてくれたことを知るわけです。

こっそりと豚になった両親に会わせてくれたり、色々と優しい言葉を投げかかけてくれているわけです。

千尋は非常に大きく心を動かされていたはずです。

上記で複数上げたハクのおにぎりシーンのセリフは、千尋にとって救いの言葉出会ったに違いありません。

1つ1つの言葉は短く、簡潔なものですが、千尋を想う気持ちが見ている側にもひしひしと伝わってくるのです。

まさにハクのこれらのセリフは素晴らしい名言なのです。

千尋の心を動かしたハクの名言

今後の生活の不安を払拭するほど、思いやりがある優しいハクの言葉による安心感、嬉しさなどなどで、これまでの色々な感情がこみ上げてきて渦巻いていて、千尋は気を抜いたらすぐにでも泣きそうになる状況だったのでしょう。

そんな状況で、渡されたおにぎりには元気になるおまじないがかけられていて、心身の元気を取り戻した千尋は安心したと同時に涙が溢れかえってしまったと考えられます。

さてこのように、おにぎりシーンでの千尋の涙は、ハクの想いのこもった言葉そしてハクがまじないをかけて作ったおにぎりによるものだったというわけです。

その中でも特にウエイトを占めているのは、ハクの千尋へ向けた優しい言葉であるでしょう。

言葉というものは人の心を動かす力があり、千尋がまじないのかけられたおにぎりを食べることが出来たのもハクの言葉によってなのです。

おにぎりを食べ涙を流した千尋は、その後はウソのように元気になります。

ハクに礼を言った後に、笑顔になって油屋へと走っていく千尋の様子は、成長し一皮むけた姿を僕達視聴者に見せてくれているでしょう。

以降、千尋は油屋でどんどん成長していきます。

千尋の成長は、まさにハクの存在の支えによるところが大きいはずです。

このおにぎりシーンでのハクの千尋へのセリフが、千尋の心を動かしたと言えるでしょう。

繰り返しになりますが、ハクの千尋への優しさのこもった言葉は、名言と言うに相応しいものだと僕は思うのです。

『千と千尋の神隠し』関連の記事は、まだまだ続いていく予定です。

『千と千尋の神隠し』の他の記事は以下から御覧ください。
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