ハクがかっこいい理由は千尋が◯◯だから?千と千尋の考察

今回もスタジオジブリ宮崎駿監督作品『千と千尋の神隠しに』について書いていきます。

これまで書いてきた『千と千尋の神隠し』の記事は以下からどうぞ。
⇓    ⇓    ⇓
『ジブリ総選挙で1位獲得!興行収入1位の千と千尋の神隠しまとめ』

出典元:楽天市場「ジグソーパズルスタジオジブリ作品ポスターコレクション 千と千尋の神隠し ミニパズル

『千と千尋の神隠し』は主人公の千尋が油屋の世界に迷い込み、そこで働いていくという話です。

突然迷い込んだ千尋にとって、人間誰1人いない油屋は右も左も分からない状況です。

そんな中、千尋を助けてくれたのはハク、釜爺、リンの3人です。


今回はその3人の中でもでも準主役級のキャラクターと言えるハクについて書いていきたいと思います。

スポンサーリンク

非常に人気の高いハク!ちゃっかり壁ドンまでしてしまう?!

さて、今回取り上げるハクですが、彼は非常に人気が高いキャラクターです。

特に女性からの支持率はかなりの高さだと感じます。その人気ぶりはこちらのサイトを見ていても良くわかります。

とにかく「ハクはかっこいい!」と言われます。

男の僕から見てもかなりかっこいいと感じますから、女性からしたら尋常ではないくらいのかっこよさなのだと思います。

特にストーリー前半で、油屋の世界に迷い込んだ千尋をさっそうと助ける姿は演出面も含め、かなりインパクトがあります。


出典元:楽天市場「1000ピース 千と千尋の神隠し 夜が来た! AM1000-241

落ち着いた物腰で千尋を諭し、そして人間離れした様々な能力も駆使しつつ、千尋のピンチを救い出すその姿は、「かっこいい!」と感じざる得ないでしょう。

しかもちゃっかり千尋に壁ドンなんかもしちゃっています。

この壁ドンにときめいてしまう人もいることでしょう。

ちなみに壁ドンというのは2088年頃から流行し始めたということですが、『千と千尋の神隠し』は2001年の作品ですから、ハクは壁ドンを時代を先取りしているということになります。

さすがハク様といったところでしょうか。

またハクの声が独特で落ち着いていて良いんですよね。

素朴に囁くような話し方で、けしてカッコつけていないのですが、独特な雰囲気が出ているのです。

ちなみにハクの声優は入野自由さん。

13歳の時に演じたのです。

声変わり前ですね。

なので、もうあのハクの声は出せないのが残念です。

そんなハク様ですが、千尋のことを救い出すその姿、まるで白馬の王子様と行ったところでしょうか?

ところでハクは殆ど初対面である千尋の事を、ここまでして守ってくれるのだと思いますか?

人間である千尋が油屋に入り込むなんて事は、物凄くヤバイであろうことは映画を見ていれば分かります。

普通だったら、湯婆婆に報告して、速攻で豚にされていたでしょう。

しかし、ハクはそんなことをしませんでした。

危険を顧みず、千尋を守ったのです。

どうしてハクはそこまでして千尋の事を気づかったと思いますか?

それはハクと千尋は魂レベルの深い絆でつながっているからなのです。

ハクと千尋の絆の深さについては以下の記事で書いていますので、良かったらご覧ください。
⇓    ⇓    ⇓
『ハクと千尋は恋の関係!別れたその後に出会いはある?千と千尋の考察』

さて、このようにハクはメチャクチャかっこいいというのはよく分かります。

しかし僕はハクのかっこよさというのは『ただ単にかっこいい』というものではないように思えます。

言葉で説明するのは難しいのですが、なんというかハクのかっこよさって『完璧に近いかっこよさ』という風に感じるのです。

以下にそのことを書いていきますね。

人間離れしたかっこよさを持つハク

宮崎作品の男性キャラクターでかっこいいとされるキャラクターは『もののけ姫』のアシタカもあげられます。

確かにアシタカもかっこいいと思います。

しかしハクのかっこよさはアシタカとはまた違ったものだと思います。

アシタカは非常に高い身体能力を持っています。

しかしそれでも彼からは人間らしさが感じられます。

    

呪いの力で人間離れしたチートっぷりの能力を見せられますが、それでも彼からは人間らしさを感じます。

出典元:楽天市場「ENS-108-223 もののけ姫 曇りなき瞳 108ピース

それに対しハクは、姿形は人間ですが、その雰囲気、物腰、表情、話し方、異能の力などから得体の知れないものをヒシヒシと感じさせます。

なんと言いますか彼には全くスキがないのですよ。

そもそもハクはその存在が謎に包まれています。

前回取り上げていたカオナシも謎多きキャラですが、ハクもカオナシに匹敵するほど謎が多いキャラです。

ちなみにカオナシについては以下の記事を御覧ください。
⇓    ⇓    ⇓
『千尋ストーカーのカオナシは日本人の性質そのもの!千と千尋の神隠し』

『千と千尋の神隠しのカオナシは千尋の代わりにジブリの救世主となる!』

その存在の謎さ、得体の知れなさが、ある種のミステリアスな空気感を作り出し、その空気がハクを取り囲んでいるのです。

出典元:楽天市場「ENS-150-G15 千と千尋の神隠し ハクの塩むすび 150ミニピース

あえて大げさに言うとハクは超常現象のような存在という感じでしょうか。

ハクのかっこよさは人間離れした得体の知れないミステリアスさを持ったかっこよさだと言えるでしょう。

そのかっこよさはには畏敬の念を感じてしまいます。

神々しいと言っても良いでしょう。

宮崎監督はなぜハクをここまでかっこよく描いたのには、いったいどんな狙いがあったのだろう?と思いました。

スポンサーリンク

他の宮崎作品の男キャラ達の傾向は?

さて、このようにハクは『完璧に近いかっこよさ』を持ったキャラということでしたが、宮崎作品の男キャラでこのようなキャラクターは非常に珍しいと僕は思います。

というのも、他の作品の男キャラというのは、どちらかと言えば三枚目的だったり或いは何らかの欠点を持っているような人物が多いからです。

所謂『かっこいい』とは少々距離のあるのが宮崎作品における男キャラの傾向であり、またそれが魅力とも言えるかもしれません。
(アシタカのような例外はありますが)

例えば『魔女の宅急便』に出てくる男キャラのトンボは主人公キキを精神的に成長させるための重要なキャラクターですが、その初登場時はただのナンパ野郎として描かれています。

出典元:楽天市場「500ピース ジグソーパズル 魔女の宅急便 どこへ届けるの? (38x53cm)

いかにも軽くてチャラい感じでキキに話しかけるその様は、かっこいいからは程遠いように見えますね。

『紅の豚』の主人公のマルコは、立ち振舞や飛行艇操縦技術はかっこよさを感じるものの、見た目が文字通り豚です。

出典元:楽天市場「紅の豚「にぎやかな帰還」1000ピースジグソーパズル

しかも通称がポルコ・ロッソ(赤い豚)で、作中では「ポルコ、ポルコ」と呼ばれるわけですから(つまり「豚、豚」と呼ばれているということ)、笑いを堪えるのが大変です。

ストーリーがシリアスなだけに余計にその豚が浮き立って見えます。

滑稽なキャラとして描かれていると僕は思いますね。

『ハウルの動く城』のハウルは、最初こそかっこよく見えます。

出典元:楽天市場「ジグソーパズル300ピース ハウルの動く城 ソフィーとハウル

その点では上記の2人とは一線を画すとも言えますが、いやしかし彼の性格はヘタレそのもので、顔が良いだけにそのヘタレぶりが余計に目立ちます。(ストーリー後半では、そのヘタレも克服していきますが・・)

他にも、パズー(天空の城ラピュタ)、カンタ(となりのトトロ)、カーチス(紅の豚)などの男キャラがいるわけですが、みなそれぞれ所謂かっこいいキャラとは違うと思います。

「いやいや、パズーはかっこいいじゃないか!」という意見もあるかもしれません。

確かにストーリー後半に向けての彼はかっこいいと言えるでしょう。

しかしパズーはどちらかというと三枚目よりな感じが強く表れており、ハク的なかっこよさとはちょっと違うのですよ。

もちろん、そんなパズーでも、映画後半での活躍ぶりは視聴者をワクワクさせることでしょう。

出典元:楽天市場「ENS-300-228 天空の城ラピュタ パズーとシータ 300ピース

とまあ、こんな感じで宮崎作品の男キャラは、欠点だったり滑稽さだったりが目立つキャラが多いです。

しかしそのような欠点を持ちつつも、それでも視聴者を魅了させてしまうのが宮崎作品の男キャラの素晴らしいところでしょう。

逆に所謂かっこいい男キャラと言えば、ユパ(風の谷のナウシカ)、アシタカ(もののけ姫)、ハク(千と千尋の神隠し)くらいではないかと思います。

つまりかっこいい男キャラ、珍しいんですよ。

その中でも特にハクは、神々しさを伴った『完璧に近いかっこよさ』を兼ね備えているわけですから、宮崎監督もきっとハクをここまでかっこよく描いたのはきっと何か狙いがあるのではないかと僕は思ったのです。

ハクがかっこいい理由、それは意外にもシンプルなものだった!

さて、そのように考えていた僕は宮崎監督のハクに対する話を聞いて驚きました。

というのも、ハクをなぜかっこよくしたかの理由が非常にシンプルだったからです。

以下に宮崎監督の言葉を載せますね。

 ── ハクについてはいかがですか?なぜハクのような美少年を登場させたのでしょうか。

宮崎 こういうふうにするつもりは全然なかったんです。ただ女がいれば男がいるし、男がいれば女がいる。そうやって世界ができているわけで、主人公がブスなんだから白面の美少年がいないとつまらないかなと思っただけなんです。

出典元:宮崎駿「折り返し点 1997〜2008」岩波書店より

と、このように宮崎監督はコメントしています。

つまりなぜハクをかっこよく描いた理由は、主人公の千尋がブスだったからというわけです。

なんともシンプルです。

これの話を知り、僕は驚きました。

tsuruetoushi12_tp_v

繰り返しになりますが、僕は宮崎監督はハクというキャラ設定を深く考え抜いて作り上げたのだと思っていました。

というのも、上で書いたように他の宮崎作品の男キャラでハクの『完璧に近いかっこよさ』を兼ね備えたキャラというものがほとんどいないからです。

ですから『千と千尋の神隠し』に登場するハクは、きっと宮崎監督の中でも特別なんだろうと僕は思っていたのです。

しかしそうではなく『千尋がブスだからハクをかっこよくした』という非常にシンプルな理由でそうしたというのですから驚きです。

(ちなみに僕としては千尋のことをブスだとは思っていないです。)


さて、だとしたら宮崎監督はなぜ千尋を『ブス』として描いたのでしょう?

この事については以下の記事で書いていっていますので、良かったら御覧ください!
⇓    ⇓    ⇓
『宮崎駿が千尋を可愛い美少女にしなかった理由!千と千尋の神隠し考察』


『千と千尋の神隠し』の他の記事は以下から御覧ください。
⇓    ⇓    ⇓
『ジブリ総選挙で1位獲得!興行収入1位の千と千尋の神隠しまとめ』

他のスタジオジブリ作品については以下のバナーからどうぞ。

⇓   ⇓   ⇓

%e3%82%b7%e3%82%99%e3%83%95%e3%82%99%e3%83%aa%e3%83%8f%e3%82%99%e3%83%8a%e3%83%bc

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

スポンサーリンク

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする