千と千尋のリンは一人称が俺で男っぽいが優しい性格!正体は白狐?

今回もスタジオジブリ宮崎駿監督作品『千と千尋の神隠し』について書いていきます。

これまで書いてきた『千と千尋の神隠し』の記事は以下からどうぞ。
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『ジブリ総選挙で1位獲得!興行収入1位の千と千尋の神隠しまとめ』

『千と千尋の神隠し』は何の特別な能力のない普通の女の子である千尋が、八百万の神々の世界へと迷い込み、湯婆婆の経営する油屋で働かなければならなくなります。

突然迷い込んだ挙句、人間が誰一人いないところで過ごさねばならないという、なんとも悲惨な状況に追い込まれた千尋。

そんな千尋に手を差し伸べてくれたのは次の3人です。

すなわちハク、釜爺、リン。

困難な環境の中で千尋が過ごしていけたのは彼ら3人の支えがあったからです。

さて、今回はその内の1人、リンについて書いていきますね。

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一人称が『俺』で男っぽい性格のリン!

さて、リンというキャラクターは油屋の中では千尋のお姉さん的な存在です。

来たばかりで何もわからない千尋に、油屋での仕事をあれこれ指導する先輩にあたります。

リンの性格はサバサバしていて、喋り方はかなりぶっきらぼう。

一人称は『俺』でまるで男みたいです。(『あたい』の時もある)

初登場時はそのぶっきらぼうぶりが遺憾なく発揮されてました。

初登場時のセリフを載せてみますね。

リン
「うわ!人間がいちゃヤバイよ!さっき上で大騒ぎしてたんだよ!」

釜爺
「ワシの孫だ。」

リン
「まごお?」

釜爺
「働きたいと言うんだが、ここは手が足りとる。
おめえ、湯婆婆ンところへ連れてってくれねえか?
後は自分でやるだろ。」

リン
「やなこった!あたいが殺されちまうよ!」

釜爺
「これでどうだ?イモリの黒焼き。上物だぞ。
どのみち働くには湯婆婆と契約せにゃならん。自分で行って運を試しな。」

リン
「チッ!そこの子、ついてき来な!」

千尋
「あ・・。」

リン
「あんたねえ、はいとかお世話になりますとか言えないの!」

千尋
「あっ、はい!」

リン
「どんくさいね、はやくおいで!
靴なんて持ってどうすんのさ!靴下も!」

千尋
「はい!」

リン
「あんた、釜爺にお礼言いったの!世話になったんだろう!」

出典元:宮崎駿監督「千と千尋の神隠し」スタジオジブリより

とまあ、こんな感じです。

いかにも性格がかなりきつそうな感じの登場です。

「なんでこんな奴連れてかなきゃならないの!」みたいな感じで対応してますから。

右も左も分からない千尋の目の前でこんな態度取ってるわけですから、映画見てる側も「千尋、大丈夫かなあ、、」とハラハラしたものではないでしょうか?・・・

僕はハラハラしていました。

まあとにかく第一印象は『典型的な嫌なヤツ』という感じに見えますね

千尋はさぞかし肩身が狭かったでしょう・。

肩身の狭い思いをする主人公と言えば『魔女の宅急便』を思い出します。

『魔女の宅急便』のキキも最初、コリコの街では冷たい対応をされ、さらに住む場所もないという状況に陥るわけで、夢見てやって来たキキにとっては『自分はこの街にいちゃいけないのかな・・』と思ったことでしょう。

しかし、千尋の場合はキキ以上に追い詰められてたことは間違いないでしょう。

キキは、嫌にだったら別の街へ変えれば良いわけですが、千尋の場合は嫌でもここで働かなくちゃ命がないわけですから、、、。

話が脱線しましたが、とにかくリンの最初の印象は、『とにかくキツくて性格悪そうで一緒にいるの大変そうだ・・』みたいな印象でした。

実は千尋に優しいリン!

さて、こんな感じの初登場のリンでしたが、実は優しいキャラだというのが後で分かります。

湯婆婆と契約出来た千尋に対してリンは励ましの言葉を投げかけるのです。

リン
「おまえ、上手くやったなあ!」

千尋
「え、、?」

リン
「おまえトロイからさ、心配してたんだよ。
油断するなよ、分かんないことは俺に聞け!な!」

(中略)

リン
「ここが俺たちの部屋だよ。食って寝りゃ元気になるさ!」

出典元:宮崎駿監督「千と千尋の神隠し」スタジオジブリ

どういうわけか、先ほどとは打って変わって優しく声をかけてくれます。

『いったいこの変わりよう、どうしたんだ!?、』・・・という感じです。

これ以降、リンは千尋に対して優しく頼りがいのある先輩として接してくれます。

人間が千尋以外誰1人いない中で、リンの存在は非常に頼もしい存在であったことは間違いないでしょう。

彼女のぶっきらぼうな喋り方が、より一層心強く感じたことだと思います。

どうして優しくなったのか?

でも、なんで最初はなんであんな嫌そうだった千尋に対し、途中から優しくなったのでしょう?

最初はあんなに千尋のことを嫌そうにしてたのに・・・。

ここからは僕の想像です。

リンは千尋をふるいにかけてたのではないかと思います。

つまりリンは千尋が見込みのあるかどうか様子を見てたのです。

「もしコイツが湯婆婆と契約出来たなら、コイツをみとめよう・・・。」
いたいな感じにです。

見た感じトロそうな千尋。

果たして、湯婆婆と契約できるだろうか?

リンは半ば「無理だろうな・・」と思ってたのでしょう。

しかし、トロそうな千尋がなんと無事契約してしまったのです。

リンは千尋のことを見込みがあると見なおしたのです。

「例え人間だとしても、コイツは頑張ったんだ。」、という感じです。

千尋が人間だと言うことで邪険にする従業員が多い中、リンは千尋を大事にすることにしたのです。

千尋に対して
「油断するなよ。」
と言ってくれたのも、「他の従業員に目をつけられたり弱みを握られないように注意しな!」という思いを込めて言ってくれたのです。

またさらにこれは僕の想像ですが、実はリンは仲間が欲しかったのではないかと思うのです。

リンが千尋に言ったセリフです。

俺、いつかあの街に行くんだ!こんなとこ絶対に辞めてやる!

出典元:宮崎駿「千と千尋の神隠し」スタジオジブリ

リンは油屋の仕事をイヤイヤやっているということがこのセリフから分かります。

そんな中、や自分の本音を話せる存在というのが欲しいと望むものだと思います。

つまり仲間です。

リンにとっての仲間というのは、リンと同じように仕方なく油屋で働かなくちゃならない人です。

油屋には、リンと同じような境遇で働いてる従業員はいないのだと思います。

みんな、なんだかんだ油屋で働きたくて働いているのです。

もちろん、湯婆婆は恐ろしい存在ですが、だけどそれでも皆油屋で働く事にメリットを感じてるのです。

それに比べると、千尋は見るからに明らかに望んで油屋で働きたいわけではないとリンは思ったのでしょう。

「そもそも人間なんがこんなところで働きたいなんて、よっぽどなんか事情があるに違いない。」

リンは千尋に対して実は親近感を感じたのです。

もしかしたら、これまでも千尋と同じように油屋へ迷い込んで来た人がいたのかもしれません。(もっともそれは人間ではないでしょうが・・・)

ですが、恐らくみな湯婆婆と契約できず門前払いばっかりだったのでしょう。

でも、千尋は見事湯婆婆と契約を果たせたわけです。

リンは嬉しかったのです。

トロそうな千尋が湯婆婆と無事契約できたことが。

そして自分と同じように『仕方なく働かなくちゃならない』仲間が出来たことが。

そんなリンは千尋にとって非常に心強く頼りがいのあるお姉さん的な存在だったことでしょう。

僕はリンのタイプとして近いと思うのは、『魔女の宅急便』のウルスラです。

リンの方がぶっきらぼうですが、優しく面倒見が良い所はけっこう似てると僕は思いますね。

キキにしろ千尋にしろ、こういった頼りがいのあるお姉さん的な存在がいたことが彼女たちにとって非常に良い影響を与えたことは間違いないでしょう。

リンの正体は白狐らしい・・・。ハクと近い存在か?

さて、そんな頼りがいのあるリンですが、彼女はいったい何者なのか?

人間の姿をしているけども、まあ普通に考えて人間ではないでしょう。

では彼女の正体は何なのか?ですが、これについてははっきりと明示されていないです。

はっきりとさせていないところが、如何にも宮崎監督らしいと言えばらしいです。

リンの正体にについては巷では色々と言われています。

僕が一番しっくり来たのがリンの正体は白狐であるというものです。(他にはテンとかイタチとかが候補に上がっていました。)

僕は直接見たわけではないですが『千と千尋』のイメージボードで、リンは『白狐』だと説明書きがされてたとのこと。

ちなみにイメージボードは『The art of spirited away』という徳間書店の本の中に入っているようです。

僕も近いうち買おうと思っています。
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さて、イメージボードの説明書きでリンは白狐だとされてるので、その前提で話を進めます。

そもそも狐というは日本では古くから神聖化された存在とのこと。

稲荷神社でも祀られてますよね。

稲荷信仰では狐は神の使いとされているそうです。

そして特に白い狐は幸運を運んでくる存在とされ、更に神聖視されてるみたいです。

そう考えると、ちょっと納得できるものがあります。

というのも千尋は突然、人間が1人もいない油屋で働かなくてはならなくなったわけですが、はっきり言ってこの上ないくらい不幸です。

従業員たちは皆、人間を嫌っています。

しかし、そんな中で頼りがいのあるリンの存在は不幸中の幸いであると言えます。

ですからある意味『白狐であるリンが千尋に幸運を運んでくれた』とも考えることが出来ます。

ちなみに白狐に限らず『白い動物』というのは非常に縁起の良い存在とされています。

千尋を常に気にかけ、助けてくれたハクもその正体は白い龍・白龍です。

つまりリンにしろハクにしろ、どちらも『白い動物』で、この2人が千尋に幸運をもたらしたとも考えられるのです。

異世界に迷い込み両親を豚にされ、右も左も分からず途方にくれていた千尋が最終的に千尋は無事に元の世界へと帰れたわけですから、これは本当に幸運だと思うのです。

ちなみにハクに関しては以下の記事でも書いています。
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『ハクはなぜかっこいい龍なのか?その正体は琥珀川に住む◯◯だった!』

『千と千尋のハクの名前の秘密!本名ニギハヤミコハクヌシの由来は?』

でも、あのぶっきらぼうなリンが実は神聖な生き物であるっていうのも、何だか面白いです。

もちろん、リンの正体が白狐だというのはイメージボードの説明書きに書かれていたもので、イメージボードはあくまでイメージですから確定ではないです。

だけどリンの見た目の感じが如何にもキツネって感じがしますから、リン=白狐という説には妙に納得がいくんですよ。

リンとハク。

この神聖白い動物である2人が千尋を導いた、という風に考えると面白いなと僕は思うのです。

最後の補足。リンは実は主人公の予定だった?!幻の企画『煙突描きのリン』!

さて、実は『千と千尋の神隠し』の前にとある企画がありました。

そのタイトルは『煙突描きのリン』。

なんとリンの名前がタイトルに入っています!

つまりその企画では、リンが主人公だったという事です。

しかし、諸々の事情でその企画はボツになります。

そしてその代わりに、今の『千と千尋の神隠し』が生まれることとなったのです。

そのことの詳細は以下の記事で書いています。
⇓    ⇓    ⇓
『ハクと千尋は恋の関係!別れたその後に出会いはある?千と千尋の考察』

しかし、リンが主人公のストーリーというのも気になります。

いつかそのボツになった『煙突描きのリン』をいつか作って欲しいな、と僕は思います。

今回はリンについて書いてきました。

『千と千尋の神隠し』に関しては今後も書いていきます。

『千と千尋の神隠し』の他の記事は以下から御覧ください。
⇓    ⇓    ⇓
『ジブリ総選挙で1位獲得!興行収入1位の千と千尋の神隠しまとめ』

他のスタジオジブリ作品については以下のバナーからどうぞ。

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