千と千尋の湯婆婆はドーラっぽいが性格悪い!けど息子の坊には優しい

今回も続いてスタジオジブリ宮崎駿監督作品『千と千尋の神隠し』について書いていきたいと思います。

これまで書いてきた『千と千尋の神隠し』の記事は以下からどうぞ。
⇓    ⇓    ⇓
『ジブリ総選挙で1位獲得!興行収入1位の千と千尋の神隠しまとめ』

『千と千尋』は主人公の千尋が油屋の世界に迷い込んだところから始まります。

好奇心旺盛な両親のせいで、千尋は人間が誰一人いない世界で、たった一人で生きていかねばならなくなりました。

千尋に待ち受けていたのはそんな環境の中で働かなくてはならないという現実です。

働かなくては動物にされてしまうからです。

さて、千尋が働く場所は油屋という銭湯です。

そこを取り仕切っているのは湯婆婆という魔女。

今回は湯婆婆について書いていきますね。

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湯婆婆

さて、油屋の経営者である湯婆婆についてです。

まず見た目がすごいです。

顔がとんでもなくでかいです。

ほとんど二頭身です。

ほとんどギャグみたいな見た目です。

そして湯婆婆の独特な喋り方もまた面白いです。

笑ってしまいそうになります。

ちなみに湯婆婆の声優は夏木マリさんです。

もう本当に湯婆婆にピッタリの声です。

最高です。

こんなギャグみたいな外見したキャラクターは今までいたかな?、、と振り返って考えてみましたが、ここまでのギャグキャラは流石にいませんね。

一応人間キャラ以外ではネコバスという、これまた凄まじいキャラはいます。

しかし僕は湯婆婆の見た目の凄まじさはネコバスを遥かに凌駕していると感じています。

さて、そんあギャグみたいな外見をしている湯婆婆ですが、その見た目のギャグっぽさをあざ笑うものは誰もいないでしょう。

なんせ湯婆婆はとてつもなく恐ろしい存在ですから。

湯婆婆は凄まじい魔力を持っています。

誰も湯婆婆に逆らえないほどの恐るべき魔力です。

火を吐き出しますし、かめはめ波みたいなものも発射します。

湯婆婆は手を触れず千尋を簡単に動かしていましたが、その様はドラゴンボールの魔人ブウが街の人々をお菓子にするために魔法で持ち上げている様子に似ています。

ですから魔人ブウ並の魔力はありそうです。

湯婆婆の得意技は、相手の名前を奪ってしまうということです。

名前を奪われると、自分の名前が思い出せなくなり、更に自分がいた場所や帰り道が分からなくなるというもの

そうやって相手を自分の支配下に置いていくということです。

千尋に色々と手を差し伸べるハクも湯婆婆に名前を奪われ、本当の名前が分からなくなっています。

その事については以下の記事でも書いています。
⇓    ⇓    ⇓
『千と千尋のハクの名前の秘密!本名ニギハヤミコハクヌシの由来は?』

いやはや、恐ろしい存在です。

こんな強力な魔法を使うわけですから、いくら外見がギャグみたいで面白いとしても笑うことは出来ないわけです。

千尋は初対面のときゆば湯婆婆の二頭身ギャグ体型を見ても笑わなかったのは、その恐るべき魔力を本能的に感じ取っていたからに違いないでしょう。

もし大笑いでもしたら、それこそ一瞬で豚にされていたはずです。

これまでのジブリ作品では珍しい魔法使いキャラ、湯婆婆!?

それにしても湯婆婆のような魔法使いキャラキャラなんて『千と千尋』以前のジブリアニメではほとんどいませんでしたね。

唯一の例外が『魔女の宅急便』のキキです。

『ナウシカ』、『ラピュタ』、『トトロ』では不思議な生き物や不思議な力というものは存在していました。

しかし、人間はあくまで人間らしかったです。

ナウシカは超人的なハイスペックなキャラですが、そのナウシカをもってしても魔法を使うなんてことは出来なかったわけです。
(ただし原作漫画版『風の谷のナウシカ』では、ナウシカは超能力やテレパシーなどは使えます。)

ですからそういう意味ではキキというキャラはナウシカ、シータ、サツキ、メイといったキャラよりも一段上をいっていると言えましょう。

しかしキキは魔女とはいっても実質飛ぶことしか出来ません。

箒を奪われたら何も出来ないに等しいです。

もしキキが湯婆婆と戦うことになったら、キキの魔力では湯婆婆に歯がたたないことでしょう。

勝負したら100%湯婆婆に負けます。

面白いことに『千と千尋』以降の宮崎アニメでは魔法を使うキャラが出始めます。

『ハウルの動く城』ではハウル、サリマン、荒地の魔女、ソフィー、『崖の上のポニョ』ではポニョ、グランマンマーレが魔法を使います。

ハウル、サリマン、グランマンマーレ辺りなら湯婆婆と張り合えるかもしれません。

特にグランマンマーレは身体の大きさを自由自在に変えることが出来ます。

湯婆婆のスキを突くことが出来るかもしれません。

ドラクエでは魔法キャラは弱いというイメージですが、ジブリの魔法キャラは非常に強そうです。

さて、湯婆婆の話をしていたのに話がジブリの戦闘の話に脱線してしまいましたが、湯婆婆というのはこのような存在です。

とにかく見た目がギャグみたいで凄まじい。

そして魔法使いである。

この2点が湯婆婆の大きな特徴でしょう。

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湯婆婆はドーラに似ている?!

さて、湯婆婆についてそうとう好き放題に色々と書いてきました。

ここからが本題です。

湯婆婆って、誰かに似てると思いませんか?

鷹のように鋭い目つき、そして特徴的な鷲鼻、だみ声、そして傲慢で命令口調で攻撃的な性格。

過去のジブリ作品を思い返すと、そんな湯婆婆にそっくりなキャラがいます。

さて、誰でしょう???

『天空の城ラピュタ』に登場します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

気がついた人もいると思います。

ドーラです。

ドーラに似ていると思いませんか??

似ていますよね。

もちろん外見は全然違います。

ドーラは湯婆婆のように二頭身のギャグ体型ではなく、普通の人間の外見しています。

しかし、2人は似ています。

まず顔が似ています。

鋭い目つき、やたらと大きな鷲鼻、そしてやたらとデカイ口。

顔だけではありません。

あの強烈で力強い表情や喋り方、荒っぽい雰囲気、意地悪っぽさなどなど、湯婆婆とドーラに似ています。

ドーラは空中海賊の親玉です。

息子たちや部下を束ね、財宝を狙うその様は、特に飛行石を執念深く狙う欲深い様は、湯婆婆の傲慢な感じを思い起こしてしまいます。

僕は『天空の城ラピュタ』を見るたびに、ドーラと湯婆婆似てるなあ・・、といつも楽しませてもらっています。

ドーラは優しいが湯婆婆は怖い!

さて湯婆婆とドーラはぱっと見の雰囲気はかなり近いということでした。

しかし、彼女たちの本質的な部分はだいぶ異なるでしょう。

それはドーラには荒っぽいながらも思いやりや義理堅い面があるけど、湯婆婆にはそんな要素は毛頭なく非情・薄情だという点です。

ドーラは『ラピュタ』のストーリー後半からはパズーたちの味方になります。

非常に荒っぽいドーラですが、しかし身内に対しては荒っぽい中でも優しさがあるのです。

そして思いやりがあります。

これがドーラの持ち味です。

なんというか荒っぽいけども不思議と人情があるんですよね。

けして悪人ではないのです。

一見、意地悪そうですが実はそうではない。

ドーラは人として魅力的なんですよ。

一度その優しさに気がついてしまうと、ドーラの荒っぽい喋り方や命令口調が不思議と心地よく聞こえるから不思議です。

あの刺々しさが優しさにで溢れているように感じてしまうのですよ。

そしてとても頼りがいいがあります。

息子達や手下達への命令は的確で、非常にカリスマ性があります。

こういった的確さやカリスマ性は、原作漫画番『風の谷のナウシカ』のクシャナっぽさを感じます。

映画版のクシャナはどうしようもないですが漫画版の彼女は素晴らしいです。

まさにドーラ的な頼もしさがあります。

クシャナの頼もしさについては以下の記事で書いています。
⇓    ⇓    ⇓
『クシャナの腕は義手ではない?ナウシカ原作漫画の殿下の体は五体満足』

しかし、湯婆婆はそうではありません。

湯婆婆には優しさなど全くなく、強欲で、非情で、意地悪く、支配欲が強く、、、まあつまり湯婆婆さんは性格が悪いということです。

見た目がドーラに似ているだけに、ドーラを知っている者からすると湯婆婆の薄情さがより際立って感じてしまいます。

本当に酷いな湯婆婆というのは、という感じですよ。

湯婆婆は姉・銭婆からハンコを盗み出すことを命令し、それによりハクは命にかかわる大怪我を負うことになりました。

しかし、そのハクに対しての対応があまりに酷すぎます。

その時のセリフを載せます。

ああ、敷物を汚しちまって・・。
おまえたち、ハクを片づけな!

もうその子は使いもんにならないよ!

出典元:宮崎駿監督「千と千尋の神隠し」スタジオジブリより

湯婆婆はハクを始末するつもりだったのです。

これまで忠実に従ってきたハクなのに、使い物にならなくなったからと言って捨ててしまうのです。

酷いです。

あまりの酷さに、その見た目のギャグ的な面白さも霞んでしまうほどにです・・・。

ドーラなら絶対にこんなことはしないはずです。

手下が大怪我したら、絶対に見捨てないでしょう。

僕は最初、湯婆婆を見た時、「あんなぶっきらぼうな性格だけど、きっと後半では優しくなるんだろうな、ドーラみたいに・・。」と期待して見ていたのですが、優しくなるどころか、その非人間的な性格の悪さがエスカレートしていくので、ビックリした記憶がありますよ。

「嘘?!湯婆婆ってこんな酷いキャラなの??!」、という感じにです。

ここまで薄情なキャラも宮崎アニメでは珍しいと僕は思います。

だいたいどの作品でも、本当の悪人は登場していないと思うからです。

強いて言えばムスカでしょうかね・・。

ちなみにムスカについては以下の記事で書いています。
⇓    ⇓    ⇓
『バルスで目が!ラピュタから落ちるムスカの最後の名言セリフ!』

しかし強欲さでは湯婆婆のほうが遥かに上を行っているいる感じです。

なぜ湯婆婆は性格が悪いのか?

なぜ、湯婆婆はここまで性格が悪い薄情なキャラとして設定されたのか?

これは僕の想像ですが、恐らく湯婆婆の薄情っぷりは、演出の効果として考えられたのではないかとも思えます。

どういうことかと言いますと、映画の終盤で湯婆婆にそっくりな姉、銭婆が登場します。

銭婆は湯婆婆と性格は正反対、おっとりした落ち着いた物腰です。

つまりこういうことです。

湯婆婆を徹底的に薄情物で性格を悪くしないと、その後登場する見た目そっくりの姉の銭婆との差がなくなってしまうのです。

映画後半に登場する銭婆は千尋たちに対してとても親切です。

人としての温かさ、ぬくもりが伝わって来ます。

見た目が薄情で性格の悪い湯婆婆そっくりにも関わらず、その湯婆婆よりもずっとずっと優しいからより一層そのように感じます

銭婆の優しさというものに、見ていて激しいギャップを感じますが、このギャップが映画終盤の感動にまでつながるものだと僕は思うのです。

湯婆婆が性格が薄情でなかった場合、銭婆の優しさが伝わりにくくなってしまう可能性があるでしょう。

そういった演出的効果も狙って、湯婆婆はずっと意地悪ばあさんの設定を与えられてたのかもしれません。

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怒るとヤバイくらい怖い湯婆婆!

さて、銭婆の話も絡んでしまいましたが、とにかく湯婆婆は非情・薄情で人間的にとにかく問題ありまくりのキャラクターです。

そしてこの湯婆婆というキャラ、怒り出すと大変です。

大声で怒鳴り散らすだけでなく、魔法を使いまくりで、とにかくめちゃくちゃに荒れます。

口から火を吹いたりもします。

要するにブチ切れさせると相当ヤバイわけです。

そして湯婆婆はちょっとしたことで怒り出すから厄介です。

千尋が初めて湯婆婆のところへ契約しに行くときも、千尋に対してブチ切れていました。

いったいどのタイミングでブチ切れるか分からないから湯婆婆は厄介です。

ブチ切れた湯婆婆のどでかい手で千尋の細い首を捕まれ、爪を突き立てられていました。

千尋、絶体絶命のピンチでした。

しかし、とあるキャラクターによって湯婆婆の怒りは収まります。

それは坊です。

湯婆婆の息子、坊

坊というキャラは湯婆婆の息子です。

見た目は赤ん坊ですが、身体はデカイです。

あの湯婆婆にこのような赤ちゃんがいるとは驚きです。

『いったい坊と湯婆婆と何歳離れているんだ?、どう考えても息子ではなく孫だろう!』、『そして坊は父親は誰なんだ?』、という感じで謎が多いキャラです。

ちなみに余談ですが、坊の声を演じてたのが神木隆之介さんなんですね。

僕は神木隆之介さんは、『Little DJ〜小さな恋の物語』という映画で初めて見たのですが(ここでは俳優として出演)、物凄く演技力があるなと感じました。

相方の福田麻由子さんの演技力との相乗効果で、映画にすごく惹きこまれたのを覚えています。

まさか坊の声を神木さんがやってたということは後で知り、ビックリしました。

彼は声優もやってるんだと・・。

『ハウルの動く城』や『仮ぐらしのアリエッティ』でも出演してましたね。

話を戻します。

湯婆婆は息子・坊の事を、これまたヤバイぐらい溺愛しています。

その溺愛ぶりは常軌を逸していると言っても過言ではないでしょう。

さて、ブチ切れた湯婆婆に首根っこを捕まれ絶体絶命の千尋でしたが、坊が泣き出したおかげで湯婆婆の怒りは止まります。

そして、あっさりと千尋に仕事を与えたのです。

あれほどブチ切れて大騒ぎしていた湯婆婆が、坊が泣いたことでその怒りはどこかへいってしまったのです。

たった一瞬でです。

もし坊が泣き出していなかったら、千尋は子豚に変えられていたでしょう。

坊の存在は湯婆婆にとって怒りの抑制につながっているわけです。

とんでもない魔力を持っている湯婆婆。

そして、ブチ切れやすい湯婆婆。

もし坊がいなかっったら、油屋はとっくの昔に吹き飛んでいたのではないかと思います。

年がら年中湯婆婆は怒る性格でしょうから。

怒りの湯婆婆を止められるのは坊しかいないのです。

例え怒りで暴走している王蟲を止められるナウシカでさえ、ブチ切れた湯婆婆は止められないでしょう。

いくらナウシカが王蟲と心を通わせられても、湯婆婆と心を通わせるなんてまあ無理でしょう。

魔法で吹き飛ばされて終わりです。

なぜ湯婆婆は坊に優しいのか?

さて、ナウシカでさえ止められない湯婆婆の怒りを一瞬の内に止めてしまう坊。

湯婆婆にとって坊は可愛くて可愛くてたまらない存在で、そんな坊が泣き出してしまうのは地球が消滅してしまうほどヤバイことなのです。

だから、坊が泣くことによって、湯婆婆はそれまでの怒りを忘れてしまうのです。

とにかく坊に対してはめっぽう優しいのです。

ではなぜ湯婆婆はこれほどまで坊のことを大事にし、そして坊のことを溺愛しているのでしょう。

あの溺愛っぷりは、ヤバイです。危険です。

異常レベルとしか言いようがありません。

一体何が湯婆婆にそこまでさせているのでしょう・・・?

以下、完全な僕の想像を書きます。

湯婆婆は長い人生の中で色々とあったのだと思います。

誰かに裏切られたり、利用されたり、はめられたりなどなどです。

そうした中で性格がどんどん歪んでいったのではないでしょうか?

本当は湯婆婆は銭婆のような大らかな性格だったのです。

ですが色々な事があって、他人を信じられなくなってしまったのです。

相手の名前を奪って自分の支配下に置くというのも、他人の事を信用していないからでしょう。

全部自分の思い通りにしなきゃ気がすまない湯婆。

ですがそれは同時にひどく孤独なことでしょう。

湯婆婆は自覚していないでしょうが、でも心の奥では孤独を味わっているはず。

さて、そんな孤独な湯婆婆ですが、唯一心を許せる存在、それが息子である坊なのです。

坊は自分が産んだ子供です。

湯婆婆は、坊だけは信じられるのです。

孤独で仕方がない湯婆婆にとって、僕は孤独を埋め合わせてくれる存在なわけです。

だから湯婆婆は坊のことを溺愛し、泣き出したら何が何でも飛んで行くのです。

しかし、そんな湯婆婆の坊への接し方は歪んだ愛情です。

坊にとってはあまりいい影響とは言えないでしょう。

坊は千尋とともに電車に乗り、初めて外の世界を見ることになりますが、恐らくっこの経験は坊にとってものすごく世界が広がったのだと思います。

坊についてはまた別の機会に書いていきます。

さて、今回は湯婆婆について書いてきました。

僕は湯婆婆に対しては、かなり色々な思いを持っています。

その思いが吹き出してしまったため、かなり色々と詰め込んでしまい、支離滅裂な記事になってしまいました。

『千と千尋の神隠し』については、今後も書いていきます。

『千と千尋の神隠し』の他の記事は以下から御覧ください。
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『ジブリ総選挙で1位獲得!興行収入1位の千と千尋の神隠しまとめ』

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