新たに生まれ変わる品川 2020年東京オリンピック開発計画

前回の記事では2020年の東京オリンピック開催におけるメリットやデメリットについて思うことを書いていきました。
前回の記事はこちらです

メリットはオリンピックを開催することにより世界中から注目されるということでしたね。

世界的なスポーツの祭典を開催するとなれば世界の多くの人に日本ー東京を意識してもらえることになります。

多くの人に知ってもらえるだけでもメリットになりますし、オリンピック開催時にはたくさんの人が東京にやってきますから経済的にも嬉しいです。

またある程度の信頼がなければオリンピック開催国にはなれないとのことですから、開催国に選ばれたというだけで国としての信頼が高まるということでした。

デメリットに関しては、会場が都心部に密集しすぎて、交通網が混乱を起こすのではないかということでした。

同一路線内にオリンピック会場絵の最寄駅が複数あるところなんかは大変ではないか、また相互直通運転をしている地下鉄が混乱するとその混乱は様々なところに拡大していくということでしたね。

特に、東京ベイゾーンの主要アクセスとなる予定のゆりかもめは非常に大変な状態になるであろうと僕は思います。

その事については『2020年東京オリンピック交通問題!ゆりかもめ対策しないと大変!』の記事でも書いています。

それらの対策はどのようにされていくのかが今後の注目する点だと思います。


また交通や鉄道以外にもオリンピック開催にあたって色々と課題があります。

その事については以下の記事で書きましたので、良かったらご覧くださいませ。
⇓    ⇓    ⇓
『東京オリンピックの問題点!なぜ費用3兆円超えなのか理由が不明?』

『2020東京オリンピックのボート会場の問題点!結局東京の海の森!』

『2020年東京オリンピックの問題点!費用の負担はどこから出す?』

さて、前置きが長くなりました。

オリンピックに向けて、新たに開発される街があります。

それは品川駅と園周辺です。

開発に伴い新駅も出来る予定です。

今回はそのあたりに注目していきたいと思います。

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山手線に新駅開発と品川開発

2020年の東京オリンピックに向けてJR東日本の山手線に新しく駅を開発することになっています。

山手線の新駅は開発は約40年ぶりになるそうで、2014年6月に大々的に発表されたので知っている人もいると思います。

新駅の場所は品川駅と田町駅の間になります。

山手線の新駅となっていますが、品川駅〜田端駅を並走する京浜東北線も新駅のホームが作られるでしょう。

さて、この新駅を作る目的はなんなのでしょうか?

簡単に言ってしまえば、品川周辺を注目エリアにするためです。

この新駅開発は品川開発プロジェクトの一環です。

品川開発プロジェクトは品川を国際的に魅力ある街にしたいということでJR東日本が進めているプロジェクトです

つまり新宿、渋谷、池袋、東京のような大規模ターミナルに、そして品川を東京の玄関口にすることを目的としています。

これが実現すれば、品川は江戸時代の栄光を取り戻すことができます。

今では品川は、新宿や渋谷と比べると存在感が薄い方だと思います。

しかし、江戸時代には東海道五十三次の最初の宿場町で非常に栄えていたのです。

関東の交通において重要な場所だったのです。

ジョージ秋山さんの漫画で『浮浪雲』という漫画があるのですが、この漫画の舞台が江戸時代の品川宿なので、読んでみると当時の品川の様子がわかって面白いです。オススメです。

品川の影が薄くなった要因としては、東海道新幹線と東名高速道路の存在です。

どちらも1964年の東京オリンピックがきっかけで出来ました。

2020年東京オリンピックによって、再び品川を栄えた街に戻し『品川の汚名返なるか』という感じなのです。

ここで2つ疑問が出ると思います。

1つ目は品川開発なのに、なぜそこに新駅開発の話が出てくるのか?という点。

2つ目はそもそもなぜ品川なのかという点です。

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品川開発になぜ新駅が?

まずは1点目から見ていきましょう。

品川開発なのに、なぜそこに新駅開発の話が出てくるのか?ということですね。

品川には品川駅が既にあります。(正確には品川駅は品川区ではなく港区になります。ここら辺は話がややこしいので、また別の機会に。)

品川開発なんだから品川駅とその周辺を開発すればいいじゃないか。

その品川駅の北側になぜわざわざ新駅を作る必要があるのかというわけです。

さて品川開発プロジェクトの面白い点はここにあります。

実はこのプロジェクトでは品川駅そして新駅の両駅を一体化した街づくりを計画しているのです。

品川開発プロジェクトの開発ですが、JRが保有する車両基地を再開発して作られます。

その大きさは13ヘクタールに及びます。

これはかなりの大きさです。

13ヘクタールと言われてもどのくらいの大きさか想像がつきにくいかもしれません。

他と比べてみましょう。

東京ドームが大体4.7ヘクタールになります。
品川開発は東京ドームの約3倍となります。

恵比寿にある複合施設の恵比寿ガーデンプレイスは約8.3ヘクタールです。

なのでこれの1.5倍の大きさになりますね。

こう考えてみると、どのくらいの大きさであることが想像つくと思います。

さてこの13ヘクタールの敷地内に建物を8棟建設する予定です。

3棟がマンションで、残り5棟はオフィスと商業施設の両方を含む複合ビルです。

商業施設のビルが5棟ですから、相当賑わうのではないでしょうか?

ショッピングセンターや飲食店はもちろんの事、映画館などの娯楽施設なども沢山できるでしょうから、楽しい街になることでしょう。

さて、この13ヘクタールの街ですが品川駅の北側に開発されます。

JRが保有する車両基地を再開発するため、品川駅から北方向へ細長い形の街になるのが特徴です。

さてそうすると、街の南側は駅から近いですが、街の真ん中から北側に行きたい場合かなり歩く必要があります。

また、人が街の南側にばかり集まってしまうかもしれませんし、品川駅も混雑することでしょう。

その対策として『品川駅と新駅の両駅を一体化した街づくり』が考えられたわけです。

つまりこれが山手線に新駅を作る理由ということですね。

先にも書きましたが、山手線の新駅は品川駅と田町駅の間です。

つまり品川駅の北側に新駅ができるわけです。

この新駅は新しく開発される街の南北真ん中あたりに作られます。

山手線新駅
出典:「www.chintai-jimusho.com」

そうです、この位置に新駅ができると街の真ん中から北方向へのアクセスも楽になります。

人が新駅にも分散され、街の南側だけ人が密集することも品川駅だけに集中することも無くなります。

2つの駅による街の開発。

これはとても良いアイディアではないかと僕は思います。

なぜ品川を開発するのか

品川開発プロジェクトにおける、なぜ品川開発なのにわざわざ新駅を建設するのかについての疑問は上記の通りでした。

さて、疑問はもう1点ありましたね。

そもそも何で品川を開発する必要があるのかといった点です。

そもそも東京には大きな駅や街はすでにあります。

例えば様々な路線が集結する東京駅はターミナル駅として大きいですし、駅の周辺には大丸東京店、丸の内ビルディング、新丸の内ビルディング、KUTTEなどのショッピング施設は充実しています。

KITTE
出典:「www.tripadvisor.jp」

また東京駅自体も駅舎は大変洒落ています。

これだけでも観光施設としても十分なわけです。

しかもアクセス面でも品川駅と東京駅でしたら後者の方が便利です。

というのも東京駅であれば路線が充実していて東・西・南・北どの方向からでもアクセスしやすいからです。

ところが品川となるとアクセス面で若干面倒です。

特に東京西部から品川に行くには、池袋、新宿、渋谷などから山手線で行くことになります。

山手線は各駅しかないので、結構時間がかかって億劫です。

池袋から南方向へ山手線と並走している埼京線や湘南新宿ラインは停車駅が少なく機能的に山手線の快速的な役割ですが、残念ながら品川の1つ手前の大崎で山手線と別の方向に行ってしまいます。

色々と書きましたが、なぜわざわざ品川を新駅を作ってまで開発する必要があったのか?

これは2027年に開業予定のリニア新幹線と関係しているのです。
(リニア新幹線は理想としては東京オリンピックまでに間に合わせたかったようですが、開業は2027年となりました。)

はたしてリニア新幹線と品川はどのように関わり合っているのでしょうか?

これについては次回以降の記事で書いていきたいと思います。
続きはこちらです


2020年オリンピックについては以下の記事で書いていっていますので良かったらどうぞ。
⇓   ⇓   ⇓
『東京オリンピックの問題点!なぜ費用3兆円超えなのか理由が不明?』

『2020東京オリンピックのボート会場の問題点!結局東京の海の森!』

『2020年東京オリンピックの問題点!費用の負担はどこから出す?』

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