鉄塔を怖いと思うメガロフォビアの僕がトトロのメイの恐怖症を考察

もし巨大な建造物を恐ろしいと感じたならば、

それはメガロフォビアかもしれません。

前回に続いて今回も『となりのトトロ』についての記事を書いていきたいと思います。
(前回の記事はこちら)

トトロ記事を書くきっかけになっている、トトロの森に友達と訪れた事については『となりのトトロの舞台モデル 所沢のトトロの森へのアクセス方法は?』の記事で書いていますので、よかったら御覧ください。

前回の記事では、メイがカンタのおばあちゃんの顔をひどく怖がるシーンについて、メイの怖がり方は恐怖症の症状の表れではないか?と書きました。
恐怖症とはある特定の対象物に対して恐怖を感じてしまう不安障害の一種です。

※ちなみに恐怖症は病気ではないそうです。

メイが恐怖症ではないか?と思ったきっかけは、僕自身が恐怖症を持っているからです。

前回の記事でも書きましたが、僕は鉄塔にひどく恐怖を感じます。

メイがカンタのおばあちゃんの顔を見て、酷く怯える様子が、鉄塔を見た時の自分の反応と近いものを感じ、メイは恐怖症を持っているのではないか?と僕は思ったのです。

今回の記事では、僕自身の『鉄塔に対する恐怖』を例に出して恐怖症の一例として紹介していこうと思います。

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悪魔の化身にしか見えない『鉄塔』

それでは僕の弱みの1つである『鉄塔恐怖』について書いていきますね。

鉄塔はよく知られた身近な存在だと思います。
高圧電流が流れている電線を繋いでる鉄塔は、電気を使う人々の生活においては必要不可欠なものでしょうし、僕もその恩恵を受けて生活しているわけです。

しかしそれでも僕にとっては鉄塔は非常に恐ろしい存在です。

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もう、あの姿は悪魔の化身にしか見えません・・・。

こんなことは周りに言っても笑われるだけでした。

「何が怖いの??」
と言われる始末です。

昔から友達からは良くネタにされたものです。
まあ、それは別に気にしていません。僕自身も自虐ネタとして使う時もありましたから。

「鉄塔が怖いと感じる自分は普通じゃないんだ。あんな物を怖がる人なんて、きっと誰もいないはずだ。自分は変わっているだけなんだ。」
そんな風に思っていました。

Aさんとの出会い

しかし僕の人生の中で、1人だけ『鉄塔が怖い』という人に偶然会ったことがありました。その人のことを仮にAさんと呼びます。

Aさんも周りに言っても笑われるだけだったとのことでして、初めて『鉄塔恐怖』に共感できて感動したのを今でも覚えています。

そして鉄塔のどういうところが怖いのか、どんなシチュエーションだとより怖く感じ、またどんな場合だと平気なのか(怖さが半減するのか)などなど、色々と話しましたが、ほとんど僕と全く同じで驚いたものです。
これらのことについては、後に詳しく書いていきます。

Aさんは言いました。
「ネットで検索すると、同じような悩みを持った人が結構いることが分かりますよ。mixiでも鉄塔恐怖のコミュニティがあります。」

Aさんに言われて、僕はインターネットで『鉄塔 怖い』と打って検索してみました。

すると、色々と出るわ出るわでビックリしました。

かつて自分はおかしいんじゃないのか?と思っていた『鉄塔恐怖』ですが、同じような人々がいたことに少なからず安心感を得たものでした。

そして色々と調べていくうちに、僕の『鉄塔恐怖』の正体について何となく分かったのです。

インターネットで調べて判明した巨像恐怖症・メガロフォビア

さてインターネットで調べて分かったこと、それは『鉄塔恐怖』というものが恐怖症だったということです。
正確にはメガロフォビアとか巨像恐怖症と呼ばれるものだと分かりました。

メガロフォビアは、巨大なものに対して理屈抜きに恐怖を感じる症状を指すそうです。ビル、仏像、ダム、ガスタンク、給水塔、風車、・・などなどの巨大な人工物に恐怖を感じるとのことです。
さらには鯉のぼりに対して恐怖を感じる人もいるようです。

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このメガロフォビアはなぜ起こるのかについて、原因は不明みたいです。しかし、人間の遺伝子に大昔の記憶が残っているのでは?という説があるそうです。

こちらのサイトにその仮説について分かりやすく書かれていました。興味深い内容でいたので良かったら御覧ください。

メガロフォビア、僕の場合は?

巨大建造物に恐怖を感じるメガロフォビアですが、僕の場合は最も恐ろしいと感じるのが鉄塔ですが、それ以外で思い返してみると給水塔や風車、ガスタンクなんかもちょっと怖いと感じます。
東京タワー、スカイツリーに対しては特に恐怖を感じません。

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僕の場合、あくまで鉄塔に特化した恐怖で、巨大建造物が全て怖いと感じているわけでないです。
なので、僕の場合はメガロフォビアでも軽度のものなのかもしれません。

さて、この記事を読んでいる方は、そもそもなぜ鉄塔なんかに対して恐怖を感じているのか、不思議に思うかもしれません。

しかし、その理由には答えることが出来ません。なぜかと言うと、それは僕自身も分からないからです。
本能的に恐怖を感じるという感じです。例えばドラキュラがにんにくを嫌がる感覚に近いと僕は思っています。

でもどのように怖いのか、どういうシチュエーションで怖いのかについては書くことが出来ます。以下にそれらについて書いていきますね。

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なぜ鉄塔が怖いのか?

僕が他人に鉄塔恐怖について話すと、「電波が怖いの?」「倒れてきそうだから怖いの?」みたいな事を言われることが多いですが、そういう感覚ではありません。

とにかく存在そのものがヤバイという感じです。
冗談でなく本当に命の危険を感じてしまうのです。もう本能的にヤバイという感じですね。

鉄塔には電線をつなぐために中心から腕のように伸びている部分がありますが、僕が特に恐ろしさを感じる部分はこの腕、そして腕の先に付いている碍子です。

もちろん鉄塔全体のシルエットも恐ろしいのですが、鉄塔の腕と碍子はその恐ろしさの中で頂点に達しています。

鉄塔を間近で見ると「うっ!!!!」という感じで息が詰まりそうになります。
そして背中から震えが始まり、全身から冷や汗が出てくる感じになります。

とにかく街中で遠くの方に鉄塔があるのを見つけると、頭のなかは「ヤバイ!!ヤバイ!!」みたいな感じになります。

出来ることなら鉄塔の近くを通らない道を選びますが、それがかなわない場合は視線を下に向けながら歩きます。
なるべく鉄塔が視界に入らないように命がけで鉄塔付近を歩きます。

鉄塔を目撃するシチュエーションによる怖さの度合いの違い

鉄塔を目撃するシチュエーションによって恐怖の増減も変化します。
これは上で書きましたAさんもほとんど同じ事を言ってました。ですから鉄塔恐怖を感じる人に共通している可能性があります。
それでは、まず恐怖が度合いが減る方から。

基本的に誰かと一緒に歩いている時などは恐怖は半減します。
また、例え1人だったとしても鉄塔がある場所が、人が多くて賑わっている場所であれば恐怖は半減します。

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また電車やバスなどの乗り物の中からであればほとんど恐怖は感じません。

これらのシチュエーションでは1人ではないということで安心感が得られるのかもしれません。
今度は逆に恐怖の度合いが高まる場合です。基本的に1人でいる場合となります。

天候が曇りや雨の場合、腫れている日よりも鉄塔に対する恐怖が倍増します。空が灰色なのと鉄塔の組み合わせが最悪なのです。

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そして夜の鉄塔は恐怖が昼の曇や雨の倍以上になります。
夜の場合は、晴れていようが曇り・雨だろうが怖いです。暗闇の中に薄っすらと浮かび上がる鉄塔のシルエットは、もう最低最悪です。

これらのシチュエーションでは誰かと一緒にいられれば、ある程度恐怖は抑えることが出来ますが、それでもなるべくなら鉄塔の側は通りたくないですね。

夜で1人の場合は本当に最悪です。

たまに2種類の送電線が平行に走っている場所もありますが、本当に最悪です。鉄塔が多く集まる変電所なんかはもう地獄絵図です。

不意打ちは本当にやめてほしい!

ちなみに、いかなるシチュエーションでも強烈に恐怖を感じる場合があります。

それは不意打ちです。
いかなるシチュエーションでも不意打ちはヤバイです。

不意打ちとは、気がついたら目の前に鉄塔があった場合です。

例えば住宅街を歩いているとき、それまで全然鉄塔がある気配が全く無かったのに、何気なく横を向いた時に家と家の間に鉄塔がそびえ立っていた時とかです。

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最悪なシチュエーションです。本当に心臓が口から飛び出しそうになるくらいビビります。
顔がひきつって、場合によっては声も出てしまいます。

まさに、『となりのトトロ』でメイがカンタのおばあちゃんの顔を見た瞬間のリアクションをそのまましてしまうのです。

メイが速攻で逃げ出したのと同じように、僕も速攻でいま来た道をUターンし逃げ出します。

そして呼吸を整えて、鉄塔の下をくぐらずに目的地へ行けるか検証し、可能なら別の道を、無理だった場合は覚悟を決めて進みます。

その際、絶対に鉄塔の方を見ないように視線を下の方に向け突き進んでいきます。

メイのリアクションは恐怖症の表れ

以上が僕の恐怖症の症状です。何となく様子が伝われば幸いです。

恐怖症は他人から見れば何てことないものでも、当人にとっては異常なほど恐怖を感じるものなのです。これは本人の意志ではどうにもならないものです。

勇気または度胸があるなし全く関係ないですし、慣れれば平気になるという類のものでもないです。
どう頑張っても怖いものは怖いのです。これが恐怖症なのです。

トラウマがあるとか思い込みとかそんな話では全くありません。とにかくただただ怖くてたまらないというものです。

これは恐怖症ではない人は理解できない感覚だと思います。

こうした恐怖症持ちの僕が、『となりのトトロ』のメイがカンタのおばあちゃんの顔を見た瞬間に震え上がるように怯え逃げ出した様子を見て、メイもきっと恐怖症を持っているのかもしれないと思ったのです。

メイはカンタのおばあちゃんの顔を見た瞬間に顔をひきつらせましたが、僕も不意打ちで鉄塔を見た時にはメイと同じような反応をしてしまいます。

瞬間的に恐怖を露わにするその様が、恐怖症の症状だと思ったのです。

僕が鉄塔を目撃してしまった時は、頭で怖いと感じるよりも速く身体がビク!!っと反応します。

メイはカンタのおばあちゃんの顔を見た瞬間、身体が勝手に反応してしまい逃げ出したのだと僕は思いました。

次回の記事では、メイがどのような恐怖症を持っているのかについて考えていきます。

次の記事に続く

メイについては以下の記事にもぜひ御覧ください。
『となりのトトロ』登場人物のメイについてのまとめ

『となりのトトロ』関連の他の記事も御覧になりたい方は以下もチェックしてみてください。
『スタジオジブリ となりのトトロのまとめ』

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