サツキがネコバスに乗りメイを探しに行くシーン3つの演出方法とは?

ネコバスの2回目の登場シーンでは、

視聴者がネコバスに魅了されてしまいます。

その理由は・・・・・

前回に続いて今回も『となりのトトロ』についての記事を書いていきたいと思います。
(前回の記事はこちら)

トトロ記事を書くきっかけになっている、トトロの森に友達と訪れた事については『となりのトトロの舞台モデル 所沢のトトロの森へのアクセス方法は?』の記事で書いていますので、よかったら御覧ください。

トトロの森については『トトロの都市伝説 真相!狭山丘陵に存在する心霊スポット』の記事をご覧ください。

前回の記事では『となりのトトロ』に登場するネコバスについて書いてきました。

ネコバスは人気の高いキャラクターで、ジブリ美術館でも大人が乗れるネコバスが復活しています。

「ネコバスに触りたい!」「ネコバスに乗りたい!」

そんな思いを持つ人が多くいます。

ところで僕は、ネコバスはなぜここまで人気のあるキャラクターになったのか、ちょっと不思議に思えました。

というのもネコバスは『トトロ』の劇中では、たった2回しか登場しません。

人気キャラクターなのにたった2回の登場は、かなり少ない方だと思います。

それにも関わらずなぜ大人気なのか?について僕は色々と考えてみたところ、ネコバスの登場シーンにおける演出が、ネコバスを人気キャラクターにしたのではないかという結論に達したした。

前回の記事では2回あるネコバスの登場シーンのうち、最初の1回目の登場シーンの特徴にについて書きました。

1回目の登場シーンではネコバスは約1分間しか画面に映っていなくて、非常に短かく一瞬のことでしたが、しかしその一瞬ゆえに人々にインパクトを与えたのではないかということでした。

今回はネコバスの2回目の登場シーンについて触れながら、効果的と思われる演出の仕方について僕なりに思ったことを書いていきますね。

まずはネコバスの2回目の登場シーンについて以下に簡単にまとめてみます。

ネコバスが登場する少し前から書いていきますね。

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メイが行方不明に・・・

『となりのトトロ』の後半シーン、メイは行方不明になっています。

サツキは必死に走って血眼になって探し、大人たちも何人も加わって必死に捜索するものの、一向にメイは見つかりません。

サツキは最後の賭けとしてか、大トトロに頼むことを決断します。

メイが以前大トトロと会えたと言っていた木のトンネルをサツキもくぐることにします。

以前、くぐった時は同じ所に戻ってしまいましたが、サツキはこの時は『大トトロに会えるはず!』という確信めいたものが会ったのかもしれません。

「お願い!トトロのところへ通して!」

サツキはそう言って木のトンネルを抜けると、大トトロの元へたどり着くことが出来ました。
(この不思議な木のトンネルについては『木のトンネルはドラクエの迷いの森で小トトロと中トトロは妖精か?』の記事で詳しく書いています)

サツキは大トトロの腹の上に落下します。

サツキはボヨンボヨンと大トトロの腹の上でバウンドします。

※実に気持ちよさそうなお腹で触り心地が気になるところですが、今は話を先へ進めます。

トトロに助けを求め、ネコバスが登場!

サツキはお腹の上から大トトロに
「メイが迷子になっちゃったの!お願い探して!」
と、泣きながら必死に助けを求めます。

すると大トトロはサツキを抱きかかえ、ジャンプした後にクスノキの木をダッシュで駆け上がり一番上まで登ります。

そして雄叫びをあげてますが、するとネコバスがすごい勢いでサツキの元へ走ってきます。

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サツキの目の前に到着したネコバスは、窓の一部を変形させドアを作ります。

あまりの突然の出来事に、サツキは戸惑っています。
そんなサツキに対し大トトロは「乗りなよ」という感じでサツキの背中を優しく押してあげます。

サツキはどうしようか迷いながらも、ネコバスに乗ることにします。

疾風のように素早いネコバス!

サツキがネコバスに乗り込み座席に座ると、ネコバスの正面の上にある方向幕を回し『メイ』とします。

そしてネコバスはもうスピードで走り出します。

その走る様は、まるで疾風そのものです。

水田の上を沈むことなくスーッと進んでいく様は美しさも感じられます。

サツキはあまりの速さに「わあ!」と感激しています。先程まで泣いていたのはどこへやらという感じです。

途中、カンタのおばあちゃんの近くを勢い良く通り過ぎますが、ネコバスの姿は全く見えていません。

そしてネコバスは森のなかに突っ込みますが、不思議な事に森のなかの木々はネコバスをよけてくれ道を作ってくれます。

その後ネコバスは鉄塔の上までよじ登り、送電線の上を走ります。

そして無事にメイのところへ辿りつけました。サツキとメイの感動的な再会シーンです。

メイがとうもろこしを抱えているのを見たサツキは「とうもろこしをお母さんに届けるつもりだったの?」と尋ねます。

するとそれを聞いたネコバスが方向幕を『七国山病院』に変えます。(この時、なぜか病院の『院』の字が逆さまになっています。)

そして2人を病院まで連れて行ってくれたのでした。

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ネコバス2回目登場シーンの演出の特徴

ここまでがネコバスの2回目の登場シーンとなります。

1回目の登場ではネコバスはほんの一瞬でしたが、2回目では大活躍です。

ネコバスがさっそうと走るシーンは見ていて快感です。

その速度は普通の路線バスなどとは比べ物にならないでしょう。

しかしただ素早く走っているわけではありません。

水田の上を沈まずにスーッと走って行ったり、森の中の猛スピードで駆け抜け木がよけてくれたり、鉄塔に登り送電線の上を走ったりと、などなどドラマチックな要素がつめ込まれています。

これがもし、ただ単に普通の道を走っているだけだったらどうだったでしょう?
恐らくいくら素早く走っていたとしても、視聴者にとってネコバスはあまり印象に残らなかったのではないかと思います。

水田の上を走ったり、森のなかに突っ込んだり、鉄塔をよじ登って送電線の上を走ったりなどなどは、『メイ救出』の目的からすると別にしなくても良いわけです。

しかし、演出としてあえてネコバスの奇想天外な走りを見せつけられることで、視聴者は『ネコバス、すごい!!』という感じで心を鷲掴みにされるのです。

1回目の登場の時は一瞬でいなくなったネコバスが2回目の登場時では大活躍するため、視聴者にネコバスの存在そのものが強く記憶に焼き付けられるなあと僕は思いました。

2回目であることの意味

そして、何よりもこのシーンがネコバス登場の2回目であるということが大きいと思います。

というのも、もしこのシーンがネコバス初登場だとしたら、あまりの展開の速さに視聴者が置いて行かれることでしょう。

前回の記事でも書きましたが、ネコバスは常軌を逸した見た目をしています。

もしこのシーンがネコバス初登場ですと、「この謎の生き物?乗り物?何???」みたいな感じで、ネコバスのドラマチックな走りよりも『ネコバスの存在そのものの謎さ』に意識が集中してしまうことでしょう。

逆にこのシーンがネコバスが4、5回目の登場とかだったら視聴者はネコバスに見慣れてしまうために、視聴者に対してのインパクトが薄れてしまうと思います。

ですから、視聴者に対してネコバスのインパクトを与えるため、このシーンがネコバス2回目の登場であることが重要だったのです。

つまりまとめると、1回目の登場で視聴者に『ネコバスの存在そのものの謎さ』を植え付け、2回目の登場時には大活躍させることで「ネコバス、すごい!」となったというわけです。

さらなる演出面での工夫は?

さて、上記に書いたようなネコバス登場シーンにおける演出で視聴者にインパクトを与えたわけですが、2回目の登場シーンでは、さらなる工夫がされています。

それは次の3つになります。

1、コントラスト

2、お得感

3、意外性

上記の3つの工夫により、視聴者はネコバスに熱中してしまうのです。

この事については次回の記事で書いていきたいと思います。

次の記事へ続きます。

『となりのトトロ』関連の他の記事も御覧になりたい方は以下もチェックしてみてください。
『スタジオジブリ となりのトトロのまとめ』

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