ドラクエのゴーレムがトトロのネコバスのあのシーンに登場してた?!

ネコバスを避けてくれる森の木々。

まるでドラクエのゴーレムに
親切にしてもらえたみたいです。

そんな森の木々を眺めているだけで、あら不思議!

得した気分になっちゃいます。

前回に続いて今回も『となりのトトロ』についての記事を書いていきたいと思います。
(前回の記事はこちら)

トトロ記事を書くきっかけになっている、トトロの森に友達と訪れた事については『となりのトトロの舞台モデル 所沢のトトロの森へのアクセス方法は?』の記事で書いていますので、よかったら御覧ください。

トトロの森については『トトロの都市伝説 真相!狭山丘陵に存在する心霊スポット』の記事をご覧ください。

数回にわたって『となりのトトロ』に登場するネコバスについて書いてきています。

ネコバスは作中で登場するのはたった2回だけですが、非常に人気のあるキャラクターです。


『ジブリ美術館に復活したトトロのネコバスが大人に爆発的な人気の理由』
の記事でも書きましたが、ジブリ美術館でも大人が乗れるネコバスが復活するくらい、ネコバスは人々に求められている存在といえます。

なぜこれほどまで人気なのか、その理由について考えたところ、ネコバス登場シーンにおける演出の工夫が視聴者にネコバスの存在を強く印象づけたに違いないと僕は考えました。

前回の記事ではネコバス2回目の登場シーンの演出の工夫に一部について書いてきました。
ネコバス2回目登場シーンの工夫では次のような効果を視聴者に与えるということでした。

1、コントラスト 2、お得感 3、意外性・・・この3つです。

この3つを視聴者が感じる事で、ネコバスの印象が強く残ると僕は考えています。

前回の記事では『1、コントラスト』に絞って書いてきました。今回の記事では『2、お得感』について書いていきたいと思います。

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お得感とは?

少々回りくどいですが、一応『お得感』とはどういうことかについて、ざっと書いてみます。

『お得感』というと、店とかに訪れた時に、運良く大安売りをしていて「やった!いつもより大幅に安く変えたぞ!」みたいな時に感じる感情だと思います。

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つまり『得した!』という思う心理状態のことですね。
これをもう少し突き詰めて考えてみると、あるものに対して期待以上の満足を得た場合に感じられるものと言えます。

さらに、普通の人では絶対に体験できないような『珍しい体験が出来た』ということに関しても、僕はお得感を感じられると捉えています。

さて、これを踏まえてネコバス2回目登場シーンのお得感について書いていきます。

人に見えないネコバス

ネコバス2回目登場シーンではサツキを乗せたネコバスは猛スピードで走ります。

前回の記事でも書きましたがその凄まじいスピードはジェットコースターのようです。
ネコバスに乗っているサツキはスリリングな体験をしていて、これだけでもお得感であると言えますが、それよりも重要な事があります。

それはネコバスは大人たちには見えていないということです。

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大人たちは行方不明になっているメイを手分けして探しています。その傍らを猛スピードで駆け抜けていくのに大人たちは全然気が付かないのです。

サツキは猛スピードで駆け抜けるネコバスのスピードを楽しそうにしています。

それに誰も気がつかないわけです。

・・・・これって凄くお得な感じではないでしょうか?
なぜなら、凄く楽しい乗り物?であるネコバスにサツキが楽しそうに乗っているのに、その楽しさが他の人は味わえていないわけですから。
しかし『トトロ』を鑑賞している視聴者にはネコバスは見えています。

視聴者は画面を見ながらサツキになったつもりで、或いはサツキと一体感を感じてネコバスシーンを視聴しています。

その状況で、サツキ以外の大人たちが誰もネコバスの存在に気が付かないわけですから、「こんな面白い乗り物を楽しめているのはサツキと自分だけだ!これはお得だ!」みたいな心理状態になるわけです。

意識的か無意識的かは置いておいてです。

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避けてくれる木

もう一つお得感を感じられる事があります。

サツキを乗せたネコバスは、森のなかに突っ込んでいきます。
そして森のなかをさっそうと駆け抜けていくわけですが、どういうわけか木々がネコバスを避けて道を作ってくれているのです。

まるで木々に意思が宿っているみたいで、何だか不思議な気分にさせられるシーンでしたが、これもお得感を感じるに値する事柄でしょう。

まず当たり前ですが、木は普通動きません。ですから、目の前にある木々が避けてくれて道を作ってくれるなんて事は、普段では絶対にあり得ない事柄です。

目の前に存在する木々は我々にとっては通せんぼしている存在になるのです。

通せんぼということで、初代ドラクエのゴーレムを例に出します。

初代ドラクエのゴーレム

初代ドラクエではメルキドの町に入るところで、必ずゴーレムと戦うことになります。

ゴーレムは攻撃力が凄まじく高く、なんと竜王第二形態に次ぐ力があります。ですから、戦闘は苦戦します。(妖精の笛で眠らせるという方法もありますが・・・)

ゴーレムは町の用心棒としてメルキドの入り口で通せんぼしているわけです。
できればゴーレムと戦わずにメルキドに入れれば嬉しいです。

もしですよ、そのゴーレムが「君は特別に町に入っていいよ」なんて言ってくれて、道をあけてくれたとしたらどうでしょうか?

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すごくお得な感じがしませんか?

森の木々がネコバスを避けてくれるのは、つまりこれと一緒のことなのです。

木々が避けてくれるというのは「君のために特別に避けてあげるよ」って言ってくれているようなものなのです。

猛スピードで森を駆け抜けるネコバスに対し、「どうぞどうぞ!」という感じで避けてくれる木々に対し、視聴者はお得感を感じたはずです。

これも意識的か無意識的かは問わずです。

まとめ

今回のお得感についてまとめると、、、

・大人たちに見えないネコバスが見えることに視聴者はお得感を感じる。

・森の木々が猛スピードで駆け抜けるネコバスのために、避けて道を作ってくれているのに対しお得感を感じる。

・・・ということになります。

視聴者はネコバスを見ていることで得した気分に慣れてしまうわけです。

人間は得をすると、思わず気分が良くなりウキウキします。


前回の記事
で書いたコントラストと相まって、そのウキウキと嬉しい感情はより強く働くことでしょう。

それによって、ネコバスの印象が強く視聴者に植え付けられ、その結果としてネコバスの人気に繋がるわけです。

ネコバス2回目登場シーンの演出の工夫は3つありました。

1、コントラスト 2、お得感 3、意外性

今回は『2、お得感』について書いてきました。

次回の記事では『3、意外性』について書いていきたいと思います。

次の記事へ続く。

『となりのトトロ』関連の他の記事も御覧になりたい方は以下もチェックしてみてください。
『スタジオジブリ となりのトトロのまとめ』

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